BLOG
坐骨神経痛の原因とは 梨状筋症候群

久留米市安武町にある「まつもと整形外科」、理学療法士の葭原です。

 

みなさんは、お尻や太ももの外側に沿っての鈍い痛みや、お尻の深いところに違和感を覚えたことはありませんか?

今回は梨状筋症候群についてお話します。

 

まず初めに、梨状筋とは股関節の深い部分にある筋肉で、草むしりなどの中腰や、長距離の運転などによる使い過ぎによって、筋肉の柔軟性がなくなることで坐骨神経を圧迫してしまいます。 

 

梨状筋症候群は、股関節を外側に回す働きのある梨状筋という筋肉が硬くなり、間に通っている坐骨神経を圧迫してしまうことで、痛みや違和感が発生する疾患です。

この疾患は、長く座っていると症状は強くなり、歩くと楽になることもあります。

主な症状として、お尻から太ももの裏にかけて鈍い痛みやしびれがあるときは、この梨状筋症候群が疑われます。

治療法としては、症状の程度にあわせて様々ですが、梨状筋ストレッチが有効といわれています。梨状筋ブロック注射も効果的とされており、このような方法で効果が乏しい場合は、手術を行うこともありますが、実際に手術に至るのはそれほど多くないとされています。

 

 ちなみに、ストレッチには予防効果もありますので、日頃からストレッチや無理な使いすぎがないように注意していきましょう!

 

何か気になることがあれば、お気軽にお尋ねください。

2021年11月04日