リハビリテーション科 REHABILITATION

リハビリテーション科なら久留米市のまつもと整形外科

リハビリテーション科について

患者さまに適した
リハビリを提供します

「リハビリテーション」という言葉には、本来のあるべき状態への回復という意味があります。病気やケガによって損なわれ、低下した体の機能を取り戻すだけでなく、患者さまが「こうありたい」と願う状態に向けて、さまざまなサポートを提供することがリハビリの目的と言えるでしょう。たとえ症状が似ていても、患者さまごとに目指すところは異なるため、リハビリの内容も一人ひとり異なります。

CONSULTATION

このような症状、
お悩みはご相談ください

  • 首や腰に痛みがある
  • 関節(肩、膝、足、股など)の痛みがある
  • 肩こりがひどい
  • 歩き方や姿勢が悪いと言われる
  • 階段で膝が痛い
  • 手足が痺れる
  • 腕を動かすと肩が痛い
  • 手術や入院後のリハビリを受けたい

など

当院のリハビリテーション

設備が充実した
広いリハビリルーム

当院は、リハビリに力を入れている整形外科クリニックです。理学療法士・作業療法士の国家資格を持つスタッフが、女性を含めて多数在籍しており、さまざまな設備機器が整った広くて開放的なリハビリ室(230㎡)もご用意しております。お待たせしないようリハビリは予約制となっており、ご利用いただきやすい環境が整っています。

オーダーメイド型の
リハビリを提供

小さなお子さまからご高齢の方、スポーツ愛好家、アスリートまで、一人ひとりの患者さまに適したオーダーメイド型リハビリの提供に努めています。病院で手術を受けられた方の術後リハビリや、交通事故や労災によるケガのリハビリにも対応しています。医師の診断に基づき、理学療法士、作業療法士が、それぞれの得意分野を活かしながら、全力で患者さまをサポートします。

当院のリハビリが選ばれる10の理由

01
理学療法士・作業療法士が計26名在籍しており、クリニックとしては九州地区で最大規模のリハビリ施設です。
02
男性スタッフ、女性スタッフが在籍しています。
03
リハビリで根本治療、早期回復を目指します。
04
リハビリの専門家である理学療法士(PT)、作業療法士(OT)が1対1で個別に実施します。
05
小さなお子さまからご高齢の方、スポーツ愛好家、アスリートまで幅広く対応しています。
06
患者さまの話をしっかりと聞き、親身になって丁寧なリハビリを実践していきます。
07
一人ひとりに合ったオーダーメイドのリハビリを提案していきます。
08
健康でケガをしない体力作り、痛みの出ない体力作りに取り組んでいきます。
09
手術後のリハビリもプログラムを組んで取り組みます。
10
交通事故・労働災害(労災)の方は後遺症を残さないように、リハビリを行うことをおすすめしています。

リハビリ方法

運動療法
筋力を強化するためのトレーニングや、筋肉の緊張をほぐすストレッチを通して、痛みの原因の除去、関節の可動域を広げて関節の柔軟性の向上を目指します。痛みやお悩みの改善はもちろん、再発予防やケガをしない体の使い方などについてもアドバイスを差し上げます。
物理療法
さまざまな機械や設備を使い、温める、電気や超音波を当てる、牽引するといった物理的な刺激を加えることで、血流の改善、筋肉の緊張緩和、炎症の改善などを目指します。運動療法と併用することでさらに効果が期待できるため、患者さまのご希望を踏まえながら提供いたします。

手術後の外来リハビリについて

手術後には、落ちた筋力を回復させたり、関節の拘縮(こうしゅく)を改善したりするためのリハビリが欠かせません。リハビリの開始が遅れると関節が固まりやすくなり、その分だけ回復にも時間がかかってしまいます。 そのため、できるだけ早期に術後のリハビリに取り組むことが、元の機能を取り戻す近道となります。リハビリの早期開始は、回復までの期間を短縮し、生活の質を早く取り戻すことにもつながります。 総合病院で手術を受けた場合、その病院では外来リハビリができないケースが多いため、退院後は外来リハビリが可能なクリニックを利用する必要があります。 まつもと整形外科では、入院の必要がない外来リハビリで、手術後のリハビリテーションにしっかり対応しています。患者さま一人ひとりに合わせたプログラムで、機能の回復を全力でサポートします。

リハビリの定義・目的

リハビリは、
本来あるべき状態への回復

リハビリは、「歳を重ねてからするもの」「手術後入院中にするもの」・・・そんなイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?もちろんそれもリハビリです。しかし、それが全てではありません。 WHO(World Health Organization)は、「リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。リハビリテーションとは、障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。

そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。」と定めています。
つまり、機能回復だけがリハビリではありません。「本来あるべき状態への回復」という意味があります。この「本来あるべき状態」は患者さまが目指すゴールになるため、その内容はさまざまになります。

痛みの時期に応じたリハビリ

リハビリの内容は痛みが出てからの
時期に合わせて変化します。

急性期(痛みが出た直後~1ヵ月前後)

症状 安静にしていても、患部にズキズキする痛みを伴うことがほとんどです。また、熱を持っていたり腫れていたりすることもあります。
治療・リハビリ 動かしすぎに注意しましょう。必要に応じて、コルセットやサポーターを用いて患部を固定します。熱を持っている場合は冷やすことも一つの選択肢となってきます。関節が固くならないようにする・筋力低下を防ぐために、ストレッチや筋力訓練を行います。患部への負担軽減を図ります。

回復期
(痛みが出て1ヵ月前後~6ヵ月前後)

症状 強い痛みが落ち着き、患部を動かさなければ痛みが気にならなくなることが多いです。症状の改善を実感できる時期になります。
治療・リハビリ 患部を動かしながら、症状出現前の身体を目指します。ストレッチや筋力増強訓練を行います。また、正しい姿勢や動作の獲得を目指すため、動作指導を追加して行います。

慢性期(痛みが出て6ヵ月~)

症状 症状の大幅な変動が見られなくなり、改善がゆるやかになってきます。
治療・リハビリ 元の生活レベルの獲得・再発防止が目標となります。関節が再び固くならないように、筋力をつけて姿勢を改善するためにストレッチや筋力増強訓練を継続します。バランス訓練や日常生活の動作指導が強化されます。

リハビリの流れ

01 問診票の記入

初診時、問診票にご記入ください。事前に以下のリンクから問診票をダウンロードし、記入してからご持参いただくこともできます。
整形外科問診票>>
交通事故治療問診票>>

02 検査・医師による診察

患者さまの症状や状況を医師が丁寧に問診します。また、X線検査(レントゲン)・超音波検査(エコー)で詳しく調べます。
※原則として医療保険サービスと介護保険サービスの併用はできませんので、ご了承ください。

03 医師による処方

医師による診察の結果、リハビリを行う必要があると診断された場合は、医師からリハビリの処方があります。この時点でリハビリ開始可能となります。

04 リハビリ予約

当院のリハビリは予約制となっているため、初回リハビリの予約をお取りします。診察当日のリハビリ予約の空き状況によっては、当日リハビリを受けることも可能です。
※2回目以降は電話でリハビリ予約が可能です。

05 リハビリ開始

理学療法士・作業療法士がリハビリを担当します。身体の状況(関節の動きや筋力、姿勢、動作)を評価しながら、患者さま一人ひとりに合わせたメニューを作成します。リハビリを行う中で、評価を繰り返しながら内容を見直していきます。

産後リハビリ・産後ケアについて

産後のお悩みに
きめ細かに対応します

妊娠・出産は女性の体に急激な変化をもたらし、さまざまな痛みや不調に悩まされることが少なくありません。当院では、こうした女性をサポートするため、理学療法士が運動やストレッチを提供する産後リハビリ・産後ケアを提供しています。当院には女性の理学療法士が複数名在籍しており、より安心してリハビリを受けていただけるのがメリットです。

リハビリ設備

ポラリスカイネ

微弱な電気を体に通す電気治療器です。表層から深部まで広い範囲を刺激することができ、血行の改善、痛み・しびれの緩和、筋肉の緊張緩和などに効果が期待できます。

スーパーカイネ

周波数の異なる電気を流すことで、大きな電気エネルギーを体に通すにも関わらず不快感が少ない電気治療器です。血流の改善や痛みの緩和に効果的に作用します。

マックスカイネ

微弱な電気を体に通す低周波治療器です。他の機種よりも電極が小さく、さまざまな治療モードを備えているため、一人ひとりに適した治療方法を選択できるのが特徴です。

ウォーターベッド

水圧の刺激を利用して全身をマッサージする機器です。体の深部まで刺激が伝わりやすく、血行の改善、痛みや筋肉の緊張緩和、さらにリラックス効果も期待できます。

頚椎牽引

座った状態で首の骨(頚椎)を牽引する機器です。狭くなった骨と骨の間を拡げることで、神経の圧迫を軽減し、血流の促進、首の痛みやしびれの改善につながります。

腰椎牽引

シートに座った姿勢で腰の骨(腰椎)を牽引する機器です。狭くなった骨と骨の間を拡げることで、神経の圧迫が軽減され、血流の改善、腰の痛みやしびれの改善を目指します。

オステオトロン

体に超音波を流せる機器です。骨折の治癒を促進させる効果が期待でき、この機器を用いることで、骨折の治癒までの期間が約40%短縮されたとするデータもあります。

フィジオパック

乾湿タイプの温熱療法器具(ホットパック)です。心地よい温かさを長時間保持することができ、電気治療の刺激が苦手な方にもリラックスしてご利用いただけます。

高周波治療器

少ない刺激で、より深い部分の筋肉まで作用する電気治療器です。血行の改善、痛みやしびれ、炎症の軽減の他、関節の炎症や慢性的な痛みにも効果が期待できます。

CR

エックス線(レントゲン)検査の際に、フィルムではなくプレートを使用します。従来の検査装置では見分けが難しかった小さな骨折も、コンピュータ制御により鮮明な画像で確認できます。

エルゴメーター

持久力の向上、脚の筋力低下の防止、歩行能力の維持などに役立つ自転車型のリハビリ機器です。ペダルの重さは調整でき、膝の痛みが心配な方にも不安なくご使用いただけます。

レーザー治療器

レーザーを照射することで、血流の促進、痛みや炎症の軽減、傷口の治癒促進などに効果が期待できます。照射に伴う痛みなどがなく、安全装置も備えています。

スーパーライザー

近赤外線を照射する光線治療器です。体の深い部分まで達して、痛みの軽減、血流の改善などに役立ちます。照射している場所がほんのり温かくなりますが、熱くなることはありません。

よくあるご質問

Q. どれくらいの頻度でリハビリを受ければ良いのでしょうか?
頻度については、患者さまの症状に合わせて医師や理学療法士と相談しながら決めていただけますが、週2回が基本です。特に治療の初期など痛みが強い場合は、できるだけこのペースでのご利用をおすすめします。
Q. リハビリでは痛いことをされるのではないかと心配です。
患者さまの症状や体調に合わせて、無理のない範囲でリハビリを行うため不安を感じる必要はありません。関節の可動域を広げるトレーニングなどの際に、少々痛みを伴うこともありますが、必ず患者さまの同意を得てから行いますので、ご安心いただければと思います。
Q. どのようなリハビリテーションができますか?
当院はリハビリテーションに力を入れており、リハビリ専門家の理学療法士と作業療法士が在籍しています。医師とセラピスト(理学療法士・作業療法士)が協力し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドでのリハビリを提案していきます。物理療法として、温熱療法・電気治療・牽引療法・超音波療法などがあり、運動療法の補助として併用することで効果が高まります。
Q. リハビリテーションとはどのような症状に効果がありますか?
肩こり、膝や腰の痛み、スポーツでのケガ、交通事故でのむち打ち、手足のしびれなど、整形外科のほとんどの病気に効果があります。疼痛やしびれを軽減させたり、靭帯や関節の柔軟性を増すことでケガをしている部位の負担を減らしたり、ケガや痛みがでない体力作りをすることができます。また、当院では糖尿病性神経障害に対するリハビリ、関節リウマチに対するリハビリにも取り組んでいます。