理学療法士・作業療法士が計23名在籍!
それぞれが得意分野を活かして、専門性の高いリハビリを提供します!
スポーツリハビリとは?
スポーツによる怪我に対して、スポーツ専門の理学療法士がリハビリを担当します。
スポーツによる怪我には、『スポーツ外傷』と『スポーツ障害』があります。
『スポーツ外傷』とは、スポーツ中に大きな外力を受けることによって生じる怪我のことをいいます。ボールに当たったり、転倒したりした結果、骨折や打撲、捻挫などが起きます。これらは突発的な力や衝撃により発生し、痛みや機能障害を伴います。
例)骨折、捻挫、肉離れ、靭帯損傷、脱臼など
『スポーツ障害』とは、日々のトレーニングやスポーツによるオーバーユース(使いすぎ)や持続的な負荷によって、徐々に症状が出てくるものです。特定の部位に繰り返し負荷がかかって炎症を起こしたり、痛みが生じることをいいます。
例)オスグッド病、野球肘、テニス肘、ジャンパー膝、アキレス腱炎、疲労骨折など
このようにスポーツによる怪我にも様々な種類があります。また競技によって様々な特徴があります。
当院にはスポーツ経験のある理学療法士や実際のスポーツ現場での活動経験のある理学療法士が多数在籍しています。
その怪我や競技の特徴をしっかりと考慮し、一人ひとりに合ったリハビリプログラムを提供していきます。
当院のスポーツリハビリの特徴
まずはそのスポーツによる怪我の原因をしっかりと評価し、早期に痛みが引くように治療を行っていきます。
スポーツでの動きが原因なのか、日常的な姿勢や身体の使い方が原因なのか、その人によって怪我の原因も大きく違ってくるので、しっかりと評価を行い一人ひとりに合った治療を行います。
患者様ごとにスポーツを行う上での環境や状況も大きく異なりますので、必要に応じて早期に競技復帰できるように努めます。
ただ競技に復帰させるのではなく、実際に競技を行ってみて痛みはどうだったか、100%の力を発揮できているのか、など復帰後のサポートもしっかりと行います。
そして、怪我を繰り返さないように障害予防に対しても介入していきます。
怪我が治ったと思って競技をしていると、同じような怪我を繰り返したり、違う部位の怪我をしてしまうことがよくあります。
”怪我を繰り返して何度も競技を休まないといけない状況”を少しでも減らすために、身体の使い方なども指導して障害予防をしていきます。
対応するスタッフは全員、理学療法士の国家資格を持ち、スポーツ経験者でもあります。
その経験を生かし、身体の使い方などを教えながら、競技のパフォーマンスアップに繋がるようなトレーニング指導なども行っていきます。
リハビリの対象となる疾患
肩の痛み |
・腱板炎、腱板損傷
・肩関節唇損傷(野球肩)
・肩関節脱臼
・インピンジメント症候群
・リトルリーガーズショルダー
・鎖骨骨折
・胸郭出口症候群 |
腰の痛み |
・腰椎分離症、分離すべり症
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎捻挫 |
膝の痛み |
・オスグッド・シュラッター病
・半月板損傷、断裂
・ジャンパー膝
・腸脛靭帯炎
・鵞足炎
・前十字靭帯損傷、断裂
・後十字靭帯損傷、断裂
・内側側副靭帯損傷、断裂
・外側側副靭帯損傷、断裂
・脛骨疲労骨折 |
肘の痛み |
・離断性骨軟骨炎(野球肘)
・内側側副靱帯損傷(野球肘)
・上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
・上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘) |
手の痛み |
・TFCC損傷
・腱鞘炎
・橈骨遠位端骨折
・中手骨骨折
・有鉤骨骨折
・舟状骨骨折 |
足の痛み |
・足関節捻挫
・扁平足
・シンスプリント
・アキレス腱炎
・アキレス腱断裂
・有痛性外脛骨
・足底腱膜炎
・踵骨骨端症(シーバー病)
・三角靭帯損傷
・足根管症候群 |
どんな人が対象になりますか?
- スポーツ中に捻挫、靭帯損傷、脱臼、骨折、肉離れ、靭帯損傷など怪我をした方
- 日常的にスポーツや運動を行っていて、身体に痛みが生じる方
- スポーツや運動中の痛みによって全力でスポーツが行えない方
- 学生の部活や体育等の怪我、成長期スポーツ障害にも対応しています
スポーツリハビリの流れ
STEP
医師による診察
まずは外来診察をしていただき、レントゲンやエコーを用いて骨や筋肉に異常がないか運動器専門医が診断します。リハビリが必要と判断されればリハビリ開始となります。
STEP
リハビリテーション
当院の理学療法士の中でも、スポーツに特化したスポーツリハビリチームが対応します。
様々なスポーツ経験のあるスタッフや実際のスポーツ現場での活動経験があるスタッフが多数在籍しています。
その専門の理学療法士により、日常生活内の姿勢の評価や、「走る」「しゃがむ」などの基本的な動作の評価、実際のスポーツの特徴的な動作の評価などをしっかりと行い、一人ひとりに合った個別の治療プログラムを提供します。
STEP
競技復帰
・症状が軽度であれば、スポーツは中止せずに、スポーツとリハビリを併用して行っていきます。
・症状や診断によっては一時的に運動やスポーツを中止します。疼痛が緩和されスポーツを行っても問題ないと判断された場合は、実際に競技に復帰していただきます。
・スポーツ障害の程度によって、早期に競技復帰できる場合と何ヶ月も競技復帰できない場合があります。
・その競技復帰については、整形外科専門医と専門の理学療法士が話し合い、適切なタイミングを判断します。
・また、競技復帰までの間に体力やパフォーマンスが落ちないように可能な範囲でトレーニング指導も行います。
STEP
再評価
実際に競技に復帰して怪我の状態はどうだったか、パフォーマンスはどうだったかなどを再度評価します。
実際にスポーツを行ってみて、思うように動けなかったり、終わってから痛みが出たりすることもあります。
その原因を探り、足りないところを補いながらリハビリを継続していきます。
STEP
障害予防、パフォーマンスアップ
スポーツ障害は怪我が治れば良い、というわけではありません。
怪我が再発することもありますし、身体の成長に伴い別のところに障害が発生することもあります。
それらを予防するためにも、自宅で行えるストレッチやセルフケア指導を行います。
著者
執筆者 松本 淳志
まつもと整形外科 院長
<経歴>
福岡大学医学部卒
済生会福岡総合病院
九州大学病院
九州医療センター
福岡赤十字病院
<保有資格>
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本フットケア学会認定フットケア指導士
<所属学会>
日本整形外科学会
日本感染症学会
日本フットケア・足病学会