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高血圧

高血圧とは、血圧が一定以上高い状態のことをいいます。そして、高血圧患者は、日本全国で約4,300万人いるといわれており、国民の約3人に1人が高血圧で、まさに国民病といっても過言ではありません。高血圧は、自覚症状もなく進行し、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などの恐ろしい病気を引き起こす危険があります。

糖尿病

糖尿病とは、日常生活のエネルギー源であるブドウ糖が、何らかの原因により、細胞にうまく運ばれないためブドウ糖が血液中に過剰に残ってしまう状態(高血糖)となる慢性疾患です。血糖は生きていく上で非常に大事なものですが、あればあるほどいいというわけではありません。血糖値が高いまま放置されると、身体全体の血管が傷つき、合併症が引き起こされ、健康に様々な悪影響を及ぼします。

脂質異常症

血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。具体的には、「悪玉」のLDLコレステロールや血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が必要以上に増えるか、または「善玉」のHDLコレステロールが減った状態を指します。

高尿酸血症

高尿酸血症は、血液中の尿酸濃度が通常よりも高い状態をいいます。具体的には、尿酸値が7mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。高尿酸血症は、生活習慣病の一種で、尿酸値の上昇は高尿酸食品の摂取や生活習慣の乱れなどにより引き起こされますが、遺伝性素因や腎機能低下も発症の要因となります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まることで、体内の酸素濃度が低下し、夜中に何度も目が覚めてしまいます。昼間の強い眠気が典型的な症状で、夜に十分睡眠をとったつもりなのに昼間にすっきりしない場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

不整脈

不整脈とは心臓の鼓動が安定せず、脈拍が速くなったり遅くなったり、不規則になる病気です。動悸や息切れなどの自覚症状が現れるだけでなく、ほとんど自覚症状が出現しないケースもあります。中には放置すると心不全や突然死に繋がりうる不整脈もありますので、疑いがある方は早めに循環器内科を受診しましょう。

狭心症・心筋梗塞

狭心症とは、心臓を取り巻く冠動脈が狭くなり、心筋に十分な酸素や栄養が運搬できなくなる疾患です。狭心症の主な原因は動脈硬化です。冠動脈が動脈硬化を起こして沈着物が詰まると、血管が狭くなって血流が妨げられます。その結果、心筋が一時的に酸欠状態となり、胸の痛みなどの症状が現れることがあります。

気管支喘息

気管支喘息とは、気管支の粘膜に慢性的に炎症が起き、空気の流れが制限される病気です。気道は様々な刺激に過敏に反応して、発作的な咳、ゼーゼーと気管支が鳴る喘鳴、ときに呼吸困難が起きます(気管支が収縮して気流が制限され、それによって喘鳴や呼吸困難が起きてきます)。

肺塞栓症

肺塞栓症とは、肺動脈に血液の塊(血栓)が詰まる病気の事です。この血栓の内、9割以上は「脚」の静脈内にできます。この脚の静脈内に血栓ができる事を「深部静脈血栓症」といいます。この血栓が剥がれてしまって、血液の流れに乗り右心房、右心室を経由して肺動脈まで運ばれ、「肺血栓塞栓症」の原因となります。肺血栓塞栓症は急性心筋梗塞と比較しても死亡率が高い危険な病気です。

心不全

心臓は全身に血液を送り出し、そして回収するとても大切なポンプの働きをしています。そのポンプが上手に働かないと、全身の色々な部分に負担がかかり、心不全の症状が発症します。つまり心不全は病名ではなく、心臓が血液を体内に適切に送り出せなくなる状態のことをいいます。

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは、心臓にある4つの弁のいずれかに異常が起こり、弁の機能がうまく働かなくなっている状態の疾患です。 心臓弁膜症には、弁の開閉機能が低下して出口が狭くなる狭窄と、弁が完全に閉じなくなって血液が逆流してしまう閉鎖不全があります。また、中にはこの狭窄と閉鎖不全が併発することもあります。