久留米市安武町にある「まつもと整形外科」
こんにちは😁
理学療法士の水津です😊😊😊
今回は、「脊柱管狭窄症」についてお話しさせていただきます✨
突然ですが、皆さんこのような症状はありませんか?
①年齢は61歳以上ですか?
(はい:1点 いいえ:0点)
②糖尿病がありますか?
(はい:0点 いいえ:3点)
③下肢のしびれや痛みがありますか?
(はい:1点 いいえ:0点)
④腰痛がありますか?
(はい:1点 いいえ:0点)
⑤歩くと下肢がしびれたり、痛くなるが、少し休憩するとよくなりますか?
(はい:2点 いいえ:0点)
⑥残尿感がありますか?
(はい:3点 いいえ:0点)
⑦立位により症状が悪化しますか?
(はい:2点 いいえ:0点)
⑧前かがみで下肢症状が軽減しますか?
(はい:3点 いいえ:0点)
⑨背筋を伸ばすと症状が出現しますか?
(はい:3点 いいえ:0点)
⑩ふくろはぎや足が冷えますか?
(はい:2点 いいえ:0点)
いかがでしょうか?
上記のチェックシートで11点以上だった場合、もしかしたら「脊柱管狭窄症」の症状かもしれません😖💦
脊柱管狭窄症ってなに?
【図1】
図1の緑の部分が「脊柱管」です。
頚(くび)から腰まで背骨の後方に位置し、この中に神経が通っています。
図のように何らかの原因で脊柱管が圧迫されると、それと同時に神経が圧迫されてしまいます。
神経を圧迫されることで、痛みやしびれなどの症状が出現します。
脊柱管が圧迫される原因として、加齢や仕事による負担、腰の骨折などにより背骨が変形することなどが挙げられます。
どのような症状が出るの?
神経が圧迫されることにより、以下のような症状が出現します。
間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは?
脊柱管狭窄症の代表的な症状として『間欠性跛行』があります。
しばらく歩くと、背骨に負担がかかり神経が圧迫され、足や腰に痛みやしびれを感じます。
しかし、座って休憩したり、前屈みになったりすると症状が落ち着き、また歩けるようになるのです。
どんな検査をする?
レントゲン
・脊柱管狭窄症の確定診断はできませんが、「腰椎の不安定の有無」「骨のずれの有無」「骨折や側弯の有無」
などが判断できる大切な検査です。
MRI
・最も重要な検査です。脊柱管狭窄の有無を確認できます。
注意点として、ペースメーカーや体内に金属が入っている場合は検査ができない可能性があります。
ここまで、症状や原因、診断方法についてお話しさせていただきました。
では、実際に症状がある場合どのようにすればいいのかについてご紹介したいと思います。
①日常生活で気をつけること
普段の生活から正しい姿勢を意識することです。普段の生活の積み重ねが腰の負担に関わってきます。
もし、症状が出ている場合は、少し前屈みになって歩いたり杖を使用して歩いたりしてみましょう。
症状が改善しない時や、強くなる場合は一度診察を受けましょう。
②自宅での簡単な運動
1、腹圧訓練
<目的>
・腹圧を高めることによって、腰の負担を軽減することができます。
いわゆる、「筋肉のコルセット」を作ることができます。
①膝を曲げ上向きになります。
②背中を地面に押し付けるようにします。
③②の時、お腹に力を入れながら行うことがポイントです。
④5秒間押し続けましょう。この時、息を止めないように息を吐きながら行うと効果が上がります。
目標回数:10回 3セット
2、胸椎運動(胸を張る運動)
<目的>
・上の方の背骨を動きやすくすることによって腰の負担を軽減することができます。
衝撃吸収を腰だけではなく全身で連動して衝撃を吸収するようにします。
①椅子に座り力を抜きます。
②両方の肩甲骨を内側に寄せるようにして胸を張ります。
③この時、肘を後ろ+内側に入れるとやりやすいです。
④胸を張るときに息を吸って、吐きながら元の姿勢に戻ります。
目標回数:10回 3セット
3、骨盤運動
<目的>
・骨盤は体重が一番かかりやすいところです。
骨盤が動きやすい状態になることで、腰の負担がより軽減されます。
①股関節、膝関節を90°にして椅子に座ります。
②身体を後ろに丸めます。おへそを後ろから引っ張られるイメージで行います。
③身体の一を元に戻します。
④呼吸は丸める時に息を吐いて、戻す時に息を吸います。
目標回数:10回 3セット
当院では、皆様の症状や生活スタイルにあったリハビリを提案させていただきます。
何か、お悩みや不安な事があれば、当院セラピストに気軽にお声掛けくださいね🤩🤩🤩