久留米市安武町にある「まつもと整形外科」
こんにちは🌞
理学療法士の野口です
今回は『テーピング』について話をさせていただきます✨
テーピングは、怪我をした部位、怪我をしそうな部位(足首、膝など)の関節や筋肉などに巻き、
応急処置、再発防止、予防を目的として使用されます。
現在は医療現場からスポーツ、レクリエーションの場まで幅広く使用されています。
ギプスや副木などの固定法と比べると固定性は低くなりますが、関節の機能に合わせ必要な
関節の動きを残すことで歩くなどの動作がしやすくなる利点があります。
しかし、巻き方を間違えてしてしまうと症状を悪化させたり、他の部分が痛くなるなどの原因を起こ
したりする可能性があります。
【テーピングの目的】
① 怪我の予防
仕事や運動を行うときに、以前痛めていた、筋力低下があるなどで過度に負担のかかりやすい
部位に対してあらかじめテーピングで補強することで、その発生を未然に防ぐ。
② 怪我の再発予防
動作を行うときに不安がある場合や復帰直前の競技動作などの場合に、再発予防を目的とし
テーピングで補強を行う。
③ 応急処置
外傷発生直後に痛めた部位の安静と保護を目的として行う。
捻挫や肉離れで痛めた場所の保護の為にテーピングで圧迫と固定を行い、
痛みを強くしたり、2次的障害が起きないようにする。
【テーピングの効果】
① 関節の動きを制限
関節に無理な力が加わると関節を保護する組織が傷んでしまう。
テーピングは問題のある方向の動きを制限でき、運動に必要な動きを制限しないように
できるので、怪我の予防、再発予防の効果がある。
② 靭帯、伳、筋の補助
靭帯や腱に沿ってテーピングをすることで、靭帯や腱、筋の働きを補助することができる。
③ 患部の圧迫
肉離れなど部分的に圧迫を加えることもできる。
痛めた場所に圧迫を加えることにより内出血や腫れを抑える効果がある。
④ 痛みの軽減
痛めた関節、筋肉や腱などの動きを制限することにより痛みを和らげることができる。
⑤ 精神的な支え
怪我を繰り返していると、また痛くならないかなど不安になる。
テーピングをつけることにより安心感が得られ、うまく動作の再獲得ができることがある。
テーピングの種類は、非伸縮性、伸縮性など様々で、状態に合わせて巻くことができるので、
一人一人に合わせた提供ができます。
正しくテーピングを使うことで、よりよい動作が行うことができます。
リハビリにおいて症状に応じたテーピングの提案もすることができますので、
当院スタッフに質問ください