ドローイングとブレーシングという呼吸法とは?

こんにちは!久留米市安武町にある「まつもと整形外科」理学療法士の山下です。

 

皆さんは、インナーマッスルを鍛えましょう!

と一度は言われたことがあるのではないでしょうか?

 

そもそもインナーマッスルって何?という方もいらっしゃるかもしれません。

インナーマッスルとは、簡単に言えば「姿勢を支える筋肉」です。

 

体幹のインナーマッスルは以下のようなものがあります。

・腹横筋

・多裂筋

・横隔膜

・骨盤底筋群

 

体幹のインナーマッスルが低下すると、姿勢の保持だけでなく呼吸が浅くなったり、腰痛の原因にもなります。

今日は体幹のインナーマッスルを働かせる呼吸法、ドローインとブレーシングを紹介します。

 

 

 

・ドローイン

ドローインとは息を吐く際にお腹をしっかりと凹ませて、おなかの筋肉を収縮させることで腹圧を高める呼吸法です。

インナーマッスルの中でもコルセットと呼ばれる「腹横筋」がより鍛えられます。

 

1膝を立てて、仰向けに寝ます。

2両手をおなかの上に置いて、おなかがふくらんだり沈むのを感じます。

3鼻から大きくゆっくり息を吸って、お腹を膨らませます。

4口から「はあ~」と息を吐きながらお腹を凹ませていきます。

 

・ブレーシング

 

 

ブレーシングはドローインと反対に、息を吸ってお腹を膨らませたまま、お腹が沈まないように息を吐く呼吸法になります。

 

1膝を立てて、仰向けに寝ます。

2両手はわき腹をつかむように支えます。

3鼻から大きくゆっくり息を吸って、お腹を膨らませます。

4両手でつかんだわき腹が沈んでいかないように、膨らませたまま 

口から息を吐きます。

 

いかがでしたか?

 

呼吸をしっかり行えることで、姿勢を保つ筋肉がしっかりと働いてきます。腰痛にも効果的ですよ!

ブレーシングはいつもの呼吸と違って難しいですが、チャレンジしてみてくださいね。

2022年10月31日