松葉杖の正しい使い方

こんにちは!久留米市安武町にある「まつもと整形外科」理学療法士の宗です。

 

怪我をして松葉杖を使用したことはありますか?

使い方や長さなど困ったことがあると思います。

 

今回は松葉杖の使い方についてご紹介したいと思います。

 

◎松葉杖の高さの合わせ方

①脇の下に合わせたときに、指が3~4本入る高さ

②分かりづらい場合⇒成人されている方は身長−41cm

 

◎握り手の高さの合わせ方

①肘を軽く曲げた状態で握りやすい高さ。

②足の付け根の高さ

 

※注意点

・脇で体重を支えないようにしましょう。神経を圧迫してしまい、神経障害がでる可能性があります。

・高さを合わせた後、しっかりと体重を支えることができるか試しましょう。

・松葉杖を身体の真横ではなく、少し前(15cm程度前)についた状態で高さを合わせましょう。

 

 

◎歩き方

今回は患者様の状態に合わせて、3パターン紹介します。

右足を怪我した想定です。(わかりやすいように、右のズボンの裾をまくっています。)

 

(1)怪我した足をついてはいけない場合

①松葉杖を同時に前に出す

②杖を支えに怪我をしていない足(左足)を前に出す

   

 

(2)怪我した足をつく許可がでている場合

①松葉杖を同時に前に出す

②怪我した足(右足)を前に出す

③怪我をしていない足(左足)を前に出す

 

 

(3)松葉杖を1本使用する場合

怪我をしてない方(左側)で松葉杖を持ちます。

①松葉杖を前に出す

②怪我した足(右足)を前に出す

③怪我をしていない足(左足)を前に出す

  

 

実際に生活の中で松葉杖を使用してみると、高さの調整や使用方法が難しい、といったことがあると思います。ぜひご気軽にスタッフにお尋ねください。

 

2022年08月29日