骨粗しょう症の講演を行ってきました🥼

院長の松本です!

先日、某メーカー様で「骨粗鬆症の診療と治療」に関する社内講演を行ってきました。

もちろん、コロナ対策はばっちりで、それぞれ別室でweb視聴の形式をとっています💻

今日は骨粗鬆症に関する話を少しさせていただきたいと思います🦴

骨粗しょう症は骨の強度や骨質が低下して、骨がもろくなることで骨折が起きやすくなり、高齢者や女性に多い病気です。

圧迫骨折を起こす腰椎

圧迫骨折

超高齢化社会が進む中、骨粗しょう症の方は日本で推定1300万人以上と言われていますが実際に治療を受けている方は2割以下という現状があります。

骨粗しょう症は骨折を起こすまで自覚症状がなく、骨折して初めて骨粗しょう症だったとわかることが多いのが特徴です。

ご高齢の場合、骨折するとそれを契機に寝たきりになることもあり、健康寿命が短縮してしまいます。骨粗しょう症で骨折をおこした方は骨折のない方に比べ死亡リスクは8倍にも上昇するというデータが出ています。

転倒して骨折する女性

転倒による骨折

そのため、骨折を起こす前に骨粗しょう症に対して治療を開始する必要があります。

骨粗しょう症の8割近くを女性が占めており、女性ホルモンの低下する更年期以降に多くみられます。閉経を迎える50歳前後から骨量は急激に減少し、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗しょう症と言われています。40歳以降の女性の方は、症状がなくても年に1回の検査が望ましいのではないかと思います。

そして、検査で骨粗しょう症と診断された場合は、薬物療法が治療の基本となります💊

骨粗しょう症が心配な方は、保険診療ですぐに検査できます。また、骨粗鬆症における食事での対策や注意事項など、パンフレットをお配りしていますので、スタッフまでお気軽にご相談下さい。

https://m-seikei.net/examination/examination02/

2020年12月13日