サッカー中に膝をひねって痛めたことはありませんか?それ、もしかすると半月板損傷かもしれません。早めの対処が復帰のカギです。
福岡県久留米市安武町にある「まつもと整形外科」
こんにちは !
久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科の理学療法士の近藤です!
ワールドカップが来年と迫ってる中現在、アジア予選が行われており日本サッカー界は盛り上がりを見せていますね!
サッカーは打撲や捻挫は勿論のこと骨折などの多いスポーツであり、スピード感や接触の多いスポーツとなってます。
そのため膝などには大きな負担がかかり、怪我の多い関節となってます。
その中でも大きな怪我である半月板損傷について今回は説明させて頂きたいと思います。

半月板損傷について知りましょう。
目次
半月板とは?
半月板は、膝関節の中にあるC字型の軟骨組織で、「内側半月板」と「外側半月板」があります。大腿骨と脛骨の間にあり、以下のような役割を担っています。
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衝撃の吸収
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関節の安定性の補助
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荷重の分散
この半月板が損傷すると、膝の動きに支障をきたすようになります。
サッカーでの半月板損傷の原因
サッカーでは、以下のような場面で半月板を損傷しやすくなります。
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急なターンや方向転換
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相手との接触やタックル
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着地時の膝のねじれ
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ピッチのコンディション不良によるバランス崩れ
特に片足に体重がかかった状態で膝がひねられると、半月板に強い圧力が加わり、損傷を引き起こすことがあります。

サッカーは膝に負担のかかる動きが多いスポーツです。
半月板損傷の主な症状
半月板を痛めると、以下のような症状が現れます。
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膝の内側または外側の痛み
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膝が引っかかる、動かしづらい
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階段の昇降時に痛みがある
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曲げ伸ばしの制限(ロッキング現象)
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膝の腫れや違和感
特に、「膝が曲がったまま伸びない」「無理に伸ばすと激痛が走る」という症状がある場合は、早急に整形外科を受診する必要があります。
整形外科での診断と検査
半月板損傷の診断には以下の検査が有効です。
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徒手検査(マクマレーテストなど):膝の動きと痛みの有無を確認します
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レントゲン検査:骨折などの合併がないか確認
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MRI検査:半月板の損傷の状態を詳しく確認
治療方法:保存療法と手術療法
半月板損傷の治療は、損傷の程度や場所、年齢、競技レベルに応じて変わります。
リハビリの重要性
治療後のリハビリは非常に重要で、復帰時期や再発率に大きな影響を与えます。具体的には以下のような内容が行われます。
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関節の可動域の改善
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大腿四頭筋・ハムストリングスなどの筋力回復
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体幹・股関節の安定性向上
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競技復帰に向けた動作トレーニング
また、プレー再開時期は症状の経過を見ながら段階的に判断されるため、理学療法士と二人三脚で取り組むことが大切です。
自宅でもできるストレッチ紹介
〜ハムストリングスストレッチ〜
半月板損傷のリハビリでは、太ももの裏(ハムストリングス)の柔軟性を保つことがとても重要です。
【ハムストリングスストレッチのやり方】
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床に座り、片足を前に伸ばし、もう片足は膝を曲げて内側に。
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背筋を伸ばしたまま、上体をゆっくりと前に倒します。
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太ももの裏側が伸びている感覚を意識しながら、20~30秒キープ。
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反対側も同様に行いましょう
ストレッチは継続して行いましょう。
※痛みが出る場合は無理をせず、理学療法士に相談してください。
このストレッチは、膝関節の動きの補助や負担軽減に効果的で、再発予防にもつながります。
まとめ:早期対応と正しいケアで競技復帰を目指そう
サッカーにおける半月板損傷は、プレー中の急な動作や接触によって誰にでも起こり得る怪我です。放置すると慢性化し、将来の膝トラブルにつながる恐れもあります。
「少し痛いだけだから」と我慢せず、早めに整形外科で検査を受けましょう。
また、リハビリの継続とストレッチの習慣化は、再発防止と安全な復帰への第一歩です。
まつもと整形外科では、スポーツ障害に精通した医師と理学療法士が連携し、サッカー選手の早期復帰を全力でサポートしています。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
スポーツリハビリ
まつもと整形外科ではスポーツでのケガの治療を専門とするスポーツリハビリチームがあり、スポーツでのケガの治療を専門とする理学療法士が治療を担当します。スポーツリハビリでは、スポーツでのケガに対して早期スポーツ復帰、再発の予防、パフォーマンス向上を目的としてリハビリを行っていきます。競技特性に応じた専門的なリハビリが必要となるために、スポーツでのケガでお悩みの方、リハビリをご希望の方はぜひご相談下さい。
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また、まつもと整形外科スポーツリハビリチーム専用のアカウントを立ち上げました。
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☑️ 怪我の予防におすすめのストレッチ
☑️ 各スポーツに特化したトレーニング、ストレッチ
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