【久留米市】股関節の痛みを和らげる!変形性股関節症の保存療法とリハビリの効果(変形性股関節症:後編)|久留米で整形外科診療を行う まつもと整形外科

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【久留米市】股関節の痛みを和らげる!変形性股関節症の保存療法とリハビリの効果(変形性股関節症:後編)|久留米で整形外科診療を行う まつもと整形外科
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【久留米市】股関節の痛みを和らげる!変形性股関節症の保存療法とリハビリの効果(変形性股関節症:後編)

【久留米市の整形外科】股関節の痛みを和らげる!変形性股関節症の保存療法とリハビリの効果について整形外科専門医が解説

 

【執筆】 

この記事は、福岡県久留米市安武町の「まつもと整形外科」院長 松本淳志(整形外科専門医)が執筆しています。整形外科疾患、交通事故によるむちうちやケガの治療、リハビリテーションについて、医学的な見地から正しい情報をお届けします。

まつもと整形外科は福岡県久留米市安武町にある、整形外科・リハビリテーション科・スポーツ整形外科のクリニックです!!

 

こんにちは!久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科 院長 松本淳志です!

この記事は、多くのシニア世代や女性を悩ませる「変形性股関節症」について解説する【前後編の2部構成ブログの後半(第2部)】です。

前半の記事では、変形性股関節症の基本的なメカニズムや、動き始めの「足の付け根の痛み」「お尻の違和感」といった見逃してはならない初期症状、そして日本人に多い原因について詳しくお話ししました。
前半をまだお読みでない方は、ぜひそちらからご覧いただくことをおすすめします。

 

この後半の記事では、実際に股関節の痛みに直面したとき、手術を回避するためにまず行うべき「保存療法(手術をしない治療)」の具体的な内容や、痛みの軽減に劇的な効果をもたらす専門的なリハビリ、そして日常生活で今すぐ実践できる負担激減の工夫について徹底解説していきます。
適切な対策を知ることで、進行を食い止め、笑顔で歩ける生活を取り戻しましょう。

 

変形性股関節症の治療方針:まずは手術をしない「保存療法」から

 

前編では、変形性股関節症の症状や原因について詳しくお話ししました。
後編では、実際に股関節の痛みに直面したとき、どのような治療を行い、どのように生活の質を取り戻していくのかについて解説します。

変形性股関節症の治療は、大きく分けて「保存療法(手術をしない治療)」と「手術療法」の2つがあります。
症状が著しく進行している場合を除き、まずは体に負担の少ない保存療法からスタートするのが基本です。
保存療法の最大の目的は、これ以上の軟骨のすり減りを防ぎ、痛みをコントロールして、自分の足で元気に歩き続けられる状態を維持することです。

 

まつもと整形外科で取り組む主な保存療法

 

痛みの原因となっている炎症を抑え、股関節への負担を軽減するために、多角的なアプローチを行います。

 

1.薬物療法

関節の炎症が強く、足の付け根の痛みが激しい時期には、無理をせずお薬の力を借ります。
まずは痛みの悪循環(痛いから動かない→筋力が落ちる→さらに痛む)を断ち切るために、患者さまの症状の強さに合わせて以下のようなお薬を適切に使い分けます。

・NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬:ロキソニン、ボルタレンなど) 
関節の炎症をしっかりと抑え、痛みを和らげる代表的なお薬です。
内服薬だけでなく、外用薬(貼り薬・塗り薬)も併用しながら痛みをコントロールします。


・オピオイド系鎮痛薬(ツートラム、トラムセットなど) 
NSAIDsでは痛みが十分に取れない場合や、夜間も痛むなど日常生活に支障をきたす場合に使用する、より鎮痛効果の高いお薬です。
専門医の適切な管理のもと、副作用にも配慮しながら安全に処方いたします。


2. 体重管理(食事療法の指導)

歩行時に股関節にかかる負担は、なんと体重の約3倍〜4倍と言われています。
階段の上り下りではさらにその負担が増加します。
つまり、体重が1kg減るだけでも、股関節への負担は3kg〜4kgも軽くなるのです。
急激なダイエットは必要ありませんが、適正体重を維持することは非常に効果的な治療になります。

3. リハビリテーション(運動療法)

変形性股関節症の保存療法において、最も重要と言っても過言ではないのが「リハビリ」です。
股関節の痛みをかばっていると、周囲の筋肉がガチガチに硬くなり、さらに足を支える筋力が衰えてしまいます。
国家資格を有する理学療法士による専門性の高いリハビリテーション(運動療法)を行うことで、関節の柔軟性を取り戻し、股関節を支える「臀筋(お尻の筋肉)」などを効率よく鍛えていきます。

 

当院での治療アプローチ

 

なぜ変形性股関節症にリハビリが効果的なのか?

 

「痛いのに運動をして大丈夫?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、無理に強い負荷をかけるのは逆効果ですが、適切なリハビリは痛みの軽減に劇的な効果をもたらします。

股関節の周りには、たくさんの大きな筋肉が存在しています。これらの筋肉が天然の「サポーター」の役割を果たし、すり減ってしまった軟骨の代わりに、歩行時の衝撃を吸収してくれるようになるのです。
また、リハビリによって股関節の動く範囲が広がると、歩き方がスムーズになり、腰や膝といった他の部位への二次的な痛みの発生を防ぐことができます。

まつもと整形外科では、最新の機器を用いた物理療法(温熱療法や電気療法による消炎・鎮痛)と、理学療法士による個別リハビリを組み合わせ、患者さまの状態に合わせた安全なプログラムを提供しています。

 

手術を検討するタイミングとは?

 

保存療法を継続しても、どうしても「夜起きてしまうほどの強い股関節の痛みがある」「痛みのせいで日常生活や仕事に著しい支障が出ている」という場合には、手術療法(人工股関節置換術など)を検討する段階に入ります。
手術は決して怖いものではなく、近年は技術や人工関節の耐久性も大幅に向上しており、術後に劇的に痛みが改善して劇的に歩行が楽になる方がたくさんいらっしゃいます。
まつもと整形外科では、手術が必要と判断した場合は、信頼できる高度医療機関とスムーズに連携を取り、適切なご紹介を行っております。

 

変形性股関節症の治療に関するQ&A

 

Q1. 日常生活で気をつけるべき姿勢や動作はありますか?

A1. 股関節への負担を減らすため、「和式から洋式への生活スタイルの変更」をおすすめしています。例えば、布団ではなくベッドに寝る、床に直接座るのではなく椅子に座る、和式トイレではなく洋式トイレを使用する、といった工夫です。また、重い荷物を持つときは、キャリーバッグを活用するなどして、左右均等に重さがかかるように意識しましょう。


Q2. 自宅でできるおすすめの運動はありますか?

A2. 最も安全でおすすめなのは「プールでの水中ウォーキング」です。水の浮力によって股関節への負担が最小限に抑えられ、かつ水の抵抗によって効果的に筋肉を鍛えることができます。陸上での運動であれば、仰向けに寝た状態で膝を立て、お尻をゆっくりと持ち上げる「ヒップリフト」がお尻の筋肉を鍛えるのに有効です。ただし、痛みがあるときは無理を行わず、整形外科で指導を受けてから行いましょう。


Q3. 杖は使ったほうが良いのでしょうか?恥ずかしさがあるのですが…。

A3. 股関節の痛みが強い場合や、歩行時に体が傾いてしまう場合は、杖を使用することをおすすめします。杖を痛む足とは「反対側の手」で持つことで、股関節にかかる体重を大幅に減らすことができます。結果として軟骨のすり減りを遅らせる治療につながりますので、恥ずかしがらずに、大切な関節を守るための心強い相棒として活用してください。


まとめ:諦めずに一歩を踏み出しましょう

 

変形性股関節症による足の付け根の痛みは、適切な治療と継続的なリハビリによって、十分にコントロールし、進行を遅らせることが可能です。「もう歳だから…」と諦めてしまう前に、まずは専門医にご相談ください。久留米市安武町のまつもと整形外科が、あなたが安心して歩き続けられる未来を一緒に作っていきます。

前後編の2部構成でお届けしてきた「変形性股関節症」の特設ブログはいかがでしたでしょうか。

前半の記事では、病気の基本的な仕組みや「足の付け根の痛み」といった初期症状、原因についてお話しし、この後半の記事では、手術を回避するために不可欠な「保存療法」や「リハビリテーション」の効果、そして日常生活での負担を減らす具体的なコツについて詳しく解説してきました。

変形性股関節症による股関節の痛みや歩行のつらさは、適切な医療処置と継続的なリハビリを組み合わせることで、十分にコントロールし、進行を遅らせることが可能です。「もう年齢だから仕方がない…」「いつか手術をしなければいけないなら、何をしても同じだろう…」と一人で悩んで外出を諦めてしまう前に、まずは久留米市のまつもと整形外科にご相談ください。

痛みのない快適な生活と、安心して自分らしく歩き続けられる未来を、まつもと整形外科のスタッフ一同が全力で一緒に作っていきます。

当院には国家資格を持つ理学療法士・作業療法士・柔道整復師が計32名在籍しています。患者さま一人ひとりに合った専門性の高いリハビリメニューを提供させていただきます。

ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください!

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👉変形性股関節症の治療や検査など詳しく知りたい方はこちら


参考文献

  1. 日本整形外科学会「変形性股関節症」https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html

  2. 公益社団法人 日本理学療法士協会「股関節の痛みと理学療法」 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/

【関連ブログ】

股関節が痛くて歩けない?変形性股関節症の初期症状と原因を専門医が解説(変形性股関節症:前編)

変形性股関節症とは?

靴下が履けない。股関節の痛み!〜変形性股関節症とは〜

著者

院長
松本 淳志 Atsushi Matsumoto

経歴

  • 済生会福岡総合病院
  • 製鉄記念八幡病院
  • 福岡市民病院
  • 九州大学病院
  • 九州医療センター
  • 福岡赤十字病院
  • 済生会八幡総合病院
  • 福岡青洲会病院

資格・所属学会

  • 日本整形外科学会 専門医(日本専門医機構)
  • 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
  • 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
  • 日本フットケア学会認定 フットケア指導士
  • インフェクションコントロールドクター
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(肢体不自由)
  • 難病指定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本整形外科学会
  • 日本感染症学会
  • 日本フットケア・足病医学会