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野球肩とは?原因と予防、リハビリの重要性|久留米市の整形外科|まつもと整形外科

野球肩とは?原因と予防、リハビリの重要性

野球肩は、特に投手に多い肩の障害で、繰り返し投球動作を行うことによって肩の関節や筋肉に過度な負担がかかることが原因で起こります。特に成長期の選手や、無理な投球練習を行っている選手には注意が必要です。



まつもと整形外科は福岡県久留米市安武町にある、整形外科・リハビリテーション科・スポーツ整形外科のクリニックです
!!

 

こんにちは ⭐️

まつもと整形外科の理学療法士の仲です!

 

野球肩とは?原因と予防、リハビリの重要性

 

今回は、野球肩の原因、症状、予防法、リハビリテーションの重要性、そして簡単にできるストレッチについて紹介します。

 

野球肩の原因

 

野球肩の主な原因は、繰り返しの投球動作による肩関節への過度のストレスです。投手は特に肩を酷使するため、肩の筋肉や靭帯に大きな負担がかかります。その結果、肩の腱や筋肉が炎症を起こし、最終的に肩関節の動きに制限が生じることがあります。

 

主な原因としては以下の点が挙げられます。

  • 過剰な投球回数: 1週間に投げる回数が多すぎると、肩に負担がかかりすぎます。

  • フォームの乱れ: 投球フォームが正しくない場合、肩への負担が偏り、炎症や障害を引き起こすことがあります。

  • 筋力不足や柔軟性の低下: 肩周りの筋肉や筋膜が十分に強化されていないと、投球動作で不安定な力がかかり、肩に傷害をもたらす可能性があります。

  • 休養不足: 投球後に適切な休養を取らないと、肩の回復が遅れ、疲労が蓄積してしまいます。


    バットと野球ボール

    早期に受診し、適切な治療を受けることが大切です。

     

野球肩の症状

 

野球肩の症状は、主に肩の前面や外側、または後ろ側に痛みを感じることが特徴です。痛みがひどくなると、投球ができなくなったり、肩を使うこと自体が困難になったりします。以下のような症状が現れた場合は、早期に受診し、適切な治療を受けることが大切です。

 

  • 肩の前面や外側の痛み: 投球後に特に痛みが増すことがあります。

  • 肩の動きの制限: 投球動作や肩を動かす際に痛みが強くなる。

  • 肩関節の引っかかり感: 肩を動かしたときに異常な感覚を感じることがあります。

  • 筋力低下: 競技のパフォーマンスが低下し、肩の強さが失われることがあります。


    男性ピッチャー

    投球動作の改善だけでなく、普段からのケアが重要です。

     

野球肩の予防法

 

予防が重要な野球肩ですが、投球動作だけでなく、普段からのケアを行うことでリスクを減らすことができます。予防方法としては、以下の点が挙げられます。

 

  • ストレッチとウォームアップ: 試合前や練習前に十分なストレッチやウォームアップを行い、肩の可動域を広げ、柔軟性を高めます。

  • 筋力トレーニング: 肩周りの筋力を強化することで、肩への負担を軽減することができます。特に肩甲骨周りの筋肉を鍛えることが大切です。

  • 投球フォームの確認: 正しいフォームで投げることが肩への負担を減らします。無理なフォームや姿勢を取らないように指導を受けることが重要です。

  • 休養と回復: 体に十分な休養を与え、肩の回復を促すことも予防には欠かせません。


野球肩のリハビリテーション

 

野球肩のリハビリテーションは、早期に行うことで回復が早く、再発防止にも繋がります。治療は、炎症を抑えることを中心に、段階的に肩の筋力強化を目指すプログラムが推奨されます。リハビリでは、以下のようなステップが重要です。

 

  • 安静と冷却: 初期段階では、炎症を抑えるために肩を休め、アイスパックなどで冷却を行います。

  • 可動域の改善: 肩関節の可動域を回復させるため、柔軟性を取り戻すストレッチや軽い運動を行います。

  • 筋力強化: 疼痛の程度に合わせて、肩周りの筋肉を強化するトレーニングを取り入れていきます。これにより、肩の安定性が増し、再発のリスクが減少します。


 1分でできる肩のストレッチ:肩甲骨周りをほぐすストレッチ

 

野球肩の予防やリハビリに効果的なストレッチとして、肩甲骨周りの柔軟性を高めるストレッチを紹介します。このストレッチは、肩の可動域を広げ、肩の筋肉をリラックスさせることができます。

 

肩甲骨回しストレッチ(肩甲骨の柔軟性を高める)

  1. 足を肩幅に開いて立ちます。

    ストレッチをする男性理学療法士

  2. 両手を肩の高さで肘を曲げ、肘を90度に保ちます。
    ストレッチをする男性理学療法士

  3. 両肘を大きく回すように、肩甲骨を動かすイメージで回していきます。最初は前回し、次に後ろ回しを行い、両方向で各10回を目安に繰り返します。

    ストレッチをする男性理学療法士

  4. ストレッチ中は、肩をリラックスさせて、肩甲骨を大きく動かすことを意識してください。

このストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、肩の可動域を広げるのに効果的です。リハビリの一環として行うことができます。


 

最後に

 

野球肩は、適切な予防とリハビリで改善することが可能です。投球動作の中で肩にかかる負担を減らし、筋力や柔軟性を高めることで、野球肩を予防することができます。また、早期のリハビリとストレッチが、肩の回復を早め、競技への復帰をサポートします。野球肩に悩む選手は、日々のケアとリハビリを大切にし、無理なく競技生活を楽しんでいきましょう。

 

スポーツリハビリ

まつもと整形外科ではスポーツでのケガの治療を専門とするスポーツリハビリチームがあり、スポーツでのケガの治療を専門とする理学療法士が治療を担当します。スポーツリハビリでは、スポーツでのケガに対して早期スポーツ復帰、再発の予防、パフォーマンス向上を目的としてリハビリを行っていきます。競技特性に応じた専門的なリハビリが必要となるために、スポーツでのケガでお悩みの方、リハビリをご希望の方はぜひご相談下さい。

 

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