「うちの子、毎日部活でハードに動いているけれど、疲れが取れているか心配」
「最近、膝が痛いと言っているけど、成長痛?それとも怪我の前兆?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
福岡県久留米市安武町にある「まつもと整形外科」
こんにちは !
久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科の理学療法士の野田です!
目次
子どものスポーツに欠かせない「ストレッチ」!怪我予防・疲労回復・パフォーマンス向上のためにできること
成長期の子どもは、骨や筋肉が急速に変化していく時期です。特にスポーツをしているお子さまの場合、体への負担が大きく、適切なケアをしないと疲労の蓄積や怪我につながることもあります。
そこで今回は、「ストレッチ」をテーマに、疲労回復や怪我予防、そしてパフォーマンス向上に役立つ情報を、理学療法士の視点からお届けします。
後半では、自宅で行える簡単なストレッチもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
子どもにとってのストレッチの重要性とは?
🔵怪我予防に効果的
ストレッチには筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。柔軟性があることで、動きの可動域が広がり、無理な負担がかかりにくくなるため、怪我のリスクを減らすことができます。
特に部活動やクラブ活動で、繰り返し同じ動作を行うスポーツ(野球やサッカー、バスケットボールなど)では、一部の筋肉だけに負担が集中しやすく、筋肉の張りや硬さが原因で膝や腰などに痛みを引き起こすことがあります。
ストレッチでバランスよく筋肉を整えることが、怪我を未然に防ぐ第一歩です。
🔵疲労回復を促す
運動後にストレッチを行うと、筋肉内の血流が促進され、疲労物質(乳酸など)の代謝がスムーズになります。
その結果、筋肉の張りや重だるさが軽減し、翌日の疲れを残しにくくなります。
また、ストレッチはリラックス効果も高く、自律神経のバランスを整えることで、質の良い睡眠にもつながります。
「寝つきが悪い」「ぐっすり眠れない」といった悩みがあるお子さまにもおすすめです。
パフォーマンスアップに直結!
柔軟性が高まると、筋肉の収縮・伸張がスムーズになり、スピードや跳躍力など運動能力が向上しやすくなります。
また、可動域が広がることでフォームが安定し、技術面でも好影響が見られることが多くあります。
ストレッチは地味に見えるかもしれませんが、日々の積み重ねで「動ける体」をつくるために大切です。

反復動作をするスポーツは要注意
ストレッチは「目的別」に行うことが大切
ストレッチには大きく分けて2つの種類があります。
①ダイナミックストレッチ
・特徴:動きを伴うストレッチ
・目的:身体を温める、筋肉の活性化
・実施のタイミング:運動前
②スタティックストレッチ
・特徴:静的なストレッチ
・目的:柔軟性向上、疲労回復
・実施のタイミング:運動後、就寝前
子どものスポーツ習慣に合わせて、運動前には動的ストレッチ、運動後には静的ストレッチと、目的に合った方法を使い分けることが理想的です。
〜ストレッチのご紹介〜
お尻のストレッチ(梨状筋・大臀筋)
目的: 腰痛・坐骨神経痛の予防、股関節の可動域向上
やり方:仰向けヒップストレッチ
①仰向けになり、片足の足首を反対の膝に乗せる

②膝を抱え込むように胸に引き寄せる

<<POINT>>
・お尻(外側〜奥)が伸びる感覚を意識
・呼吸を止めずに20〜30秒キープ
ストレッチは「習慣化」がカギ
ストレッチは一度やればOKというものではありません。毎日コツコツ続けることで、体は少しずつ柔軟になっていきます。
最初は「面倒くさい」と感じるお子さまもいるかもしれませんが、1日5分からでも十分効果があるので、まずは親子で一緒に取り組む時間を作ってみるのがおすすめです。
たとえば、
・お風呂上がりの5分
・寝る前のリラックスタイム
・宿題の合間のリフレッシュ
といった形で、日常のスキマ時間にストレッチを取り入れてみましょう。

すきま時間を使ってストレッチを取り入れましょう
保護者の方に伝えたいこと
成長期の子どもにとって、「疲労」や「張り」は怪我のサインであることも少なくありません。
特に「なんとなくだるい」「膝がちょっと痛い」といった軽い症状を放置していると、オスグッド病やシンスプリント、野球肘、腰椎分離症などにつながることもあります。
「まだ大丈夫」と思わず、日頃から身体の変化に目を向けてあげてください。
また、まつもと整形外科では、理学療法士がスポーツを頑張る子どもたちの身体の状態を専門的に評価し、個々に合ったリハビリやストレッチの指導も行っています。
痛みがある場合は我慢せず、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
ストレッチは、怪我予防・疲労回復・パフォーマンスアップに効果的な、シンプルだけど重要な習慣です。
特に成長期の子どもにとって、日々のコンディショニングは将来の体づくりの土台となります。
「少しの不調を見逃さないこと」「無理をさせないこと」「続けること」——この3つが、元気にスポーツを続けるためのカギです。
家庭でのケアと、専門家のサポートをうまく使いながら、お子さまの健康と成長を一緒に見守っていきましょう。
スポーツリハビリ
まつもと整形外科ではスポーツでのケガの治療を専門とするスポーツリハビリチームがあり、スポーツでのケガの治療を専門とする理学療法士が治療を担当します。スポーツリハビリでは、スポーツでのケガに対して早期スポーツ復帰、再発の予防、パフォーマンス向上を目的としてリハビリを行っていきます。競技特性に応じた専門的なリハビリが必要となるために、スポーツでのケガでお悩みの方、リハビリをご希望の方はぜひご相談下さい。
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また、まつもと整形外科スポーツリハビリチーム専用のアカウントを立ち上げました。
このアカウントでは、
☑️ 理学療法士が教えるトレーニング
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