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野球肩 投球による肩の痛みの原因、予防とは|久留米市の整形外科|まつもと整形外科

野球肩 投球による肩の痛みの原因、予防とは

久留米市安武町にある「まつもと整形外科」の理学療法士のです。

最近は、朝晩冷え込み日中暖かく、寒暖差の激しい季節になりました。このような季節はスポーツによるケガが多くなります。当院でも部活動をされている学生さんが多く受診されています。

そこで今回は、「上腕骨近位骨端線離開」についてお話しさせて頂きます。



<上腕骨近位骨端線離開とは>

脚や腕にある骨は成長して大きくなる(伸びる)ために骨端線という線があります。骨端線は軟骨成分でできているため柔らかく野球などボールを投げる動作を繰り返し行うことで骨端線に負担がかかり離れてしまう状態のことです。野球以外にもバレーボールのアタックやバトミントンなど腕を挙げて振り下ろす動作を繰り返すスポーツで起こります。

この障害は、好発年齢は10~15歳で別名「リトルリーグ肩」、「リトルリーガーズショルダー」とも言われています。


肩の解剖図

 

<原因>

原因として、オーバーユース(使いすぎ)や肩関節周囲・体幹・下半身の柔軟性低下(筋肉が硬い)、投球フォームの乱れ、筋力不足などが考えられます。


<症状>

・ボールを投げると肩・腕の付け根が痛い。

・腕を捻ねる、挙げると痛みがでる。

・肩を動かすと痛みがでる。

といった症状があります。初期は投げた時にしか痛みを感じませんが炎症が酷くなると常に痛みが伴う場合があります。

図に載せている部分に痛みがでる場合は近くの整形外科を受診しましょう!



<治療と予防>

治療は主に安静とリハビリテーションを行います。まず、原因となっている投球動作や運動を制限することで骨に加わる負担を軽減させます。約1~3ヶ月間投球を禁止することで痛みが無くなり投球を再開することができます。

※投球開始の指示はレントゲン画像などを診て医師の判断で決まります。


しかし、投球開始の指示が出ても体の柔軟性や投球フォーム、筋力が十分でないと再発する可能性があります。そこで私たち理学療法士がリハビリで筋力訓練やストレッチ、フォームチェック、動作指導を行い復帰に向けて体作りをサポートします。


予防法として1つ簡単なストレッチをご紹介します。

○肩の後ろを柔らかくするストレッチ

①横向きに寝る

②伸ばしたい方を下にする

③肩と肘を90°に曲げる

④ゆっくりと下に降ろしていく

注意点

この時に勢いよく降ろすのではなくゆっくりと降ろしましょう。

反動を付けずにジワジワと伸ばす様なイメージで行いましょう。

肩をストレッチする男性

 





スポーツリハビリ

まつもと整形外科ではスポーツでのケガの治療を専門とするスポーツリハビリチームがあり、

スポーツでのケガの治療を専門とする理学療法士が治療を担当します。スポーツリハビリでは、スポーツでのケガに対して早期スポーツ復帰、再発の予防、パフォーマンス向上を目的としてリハビリを行っていきます。競技特性に応じた専門的なリハビリが必要となるために、スポーツでのケガでお悩みの方、リハビリをご希望の方はぜひご相談下さい。


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当院のスポーツリハビリについて

また、まつもと整形外科スポーツリハビリチーム専用のアカウントを立ち上げました。

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