福岡県久留米市安武町にある「まつもと整形外科」
こんにちは!今回は誰もが一度は悩まされる『肩こり』についてご紹介します
スマートフォンの普及もあり、子供から高齢者まで、多くの方がが抱える共通の悩みが「肩こり」です。
肩こりを解決するために、治療や実践的なアドバイスを紹介します。
肩こりの原因は多岐にわたりますが、主にスマートフォンやパソコンの使い過ぎ、長時間の不自然な姿勢や運動不足、家事やストレスなどが挙げられます。これらの原因を踏まえ、具体的な改善策を提案します。
肩こりの原因
まず、肩こりの原因となるスマートフォンやパソコンの使い過ぎ、不適切なデスク環境や長時間の同じ姿勢での作業によって、首から肩への負担を増加させ、筋肉や筋膜の緊張が強くなります。筋肉や筋膜の緊張が強くなると、結果的に筋肉や筋膜が硬くなり、血流が滞り、痛みやこわばりが生じます。これが肩こりの原因です。また、首の筋肉は後頭部から両肩にかけて走行しているために肩こりは頭痛を起こしやすく、筋緊張性頭痛とも呼ばれています。

肩こりの原因は様々
肩こりを改善するためにできること
まつもと整形外科では、リハビリにて筋肉や筋膜の緊張を緩和し、血行を改善させて、肩こりの症状を軽減させます。「人の手」を使ったリハビリでは、筋肉や筋膜の硬さをほぐすことができ、血流が促進され症状の改善が期待できます。また、電気治療を同時に行うことでさらに効果的です。
姿勢の改善やストレッチ
姿勢の改善も重要です。正しい姿勢を保つことで、首や肩への負担を軽減させて、肩こりの予防にもつながります。リハビリの際は、自宅でできるストレッチなどの指導を同時に行うこともできます。
ライフスタイルの見直し
ライフスタイルの見直しも肩こり対策には不可欠です。睡眠の質の向上、バランスの良い食事、十分な水分摂取が、全体的な健康状態を改善し、肩こりを軽減します。
最後に、ストレス管理も肩こり解消において重要な要素です。ストレスは筋肉や筋膜の緊張を引き起こし、肩こりの原因となります。ストレスを軽減し、リラクゼーションを図ることも、肩こり解消の手助けになります。
症状が改善しても、リハビリで日々のメンテナンスを継続することが重要です。整形外科専門医やリハビリ専門家の理学療法士のアドバイスを参考に、健康的な体を維持しましょう。
当院には国家資格を持つ理学療法士·作業療法士が計23名在籍しています。患者さま一人ひとりに合った専門性の高いリハビリメニューを提供させていただきます。
ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください!
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【参考文献】
・日本整形外科学会.肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)診療ガイドライン 2013年版
・日本理学療法士協会.理学療法診療ガイドライン2021:肩関節疾患
https://www.japanpt.or.jp/
・村上英樹 他.(2019)肩関節周囲炎のリハビリテーション治療戦略,『関節外科』Vol.38(3), 南江堂
・古島弘三 編.(2014)理学療法マニュアル 肩関節,文光堂
・加藤浩 他.(2020)肩関節周囲炎に対する徒手療法の効果:システマティックレビュー,『日本物理療法学会誌』Vol.47(1)
・伊藤俊一.(2017)肩関節周囲炎に対する筋膜リリースの臨床応用,『理学療法ジャーナル』Vol.51(4), 医学書院
・奥村裕一.(2021)肩関節の拘縮に対するモビライゼーション技術,『MB Med』Vol.54(2)
・肩関節学会(JSS)肩関節疾患の診療ガイドラインと画像診断の進め方
https://jssm.or.jp/
・中山和弘.(2018)ストレイン・カウンターストレイン(SCS)の理論と実践,『臨床スポーツ医学』Vol.35(5), 文光堂
・三輪洋人 他.(2022)五十肩患者におけるリハビリ継続の重要性と運動恐怖の克服,『運動器リハビリテーション』Vol.33(2)