【久留米市の整形外科専門医が解説】交通事故に遭ったらどうする?整形外科の選び方5つのポイント|久留米で整形外科診療を行う まつもと整形外科

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【久留米市の整形外科専門医が解説】交通事故に遭ったらどうする?整形外科の選び方5つのポイント|久留米で整形外科診療を行う まつもと整形外科
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【久留米市の整形外科専門医が解説】交通事故に遭ったらどうする?整形外科の選び方5つのポイント

こんにちは。久留米市にある、まつもと整形外科 院長の松本です。

 

予期せぬ交通事故。突然の出来事に、身体の痛みはもちろん、心にも大きな不安を抱えられていることと思います。「事故直後は痛みがなかったのに、翌日になって首や腰が痛くなってきた」「保険会社とのやり取りが分からずストレスを感じている」といったお悩みを抱え、当院を受診される患者様は後を絶ちません。

 

交通事故によるケガ(むち打ちなど)は、日常のケガとは異なり、保険の仕組みも複雑です。そのため、「どこを受診したらよいのか」どこで治療を受たらよいのか」、わからなくなることもあります。

 

今回は、整形外科専門医の視点から、交通事故に遭われた方が「どのような整形外科を受診すべきか」、5つのポイントを詳しく解説いたします。

 

なぜ、事故後は「すぐに」「整形外科」なのか?

選び方のポイント、それは「事故に遭ったら、痛みの有無に関わらず、まずはすぐに整形外科を受診していただきたい」ということです。

 

理由は大きく2つあります。

 

一つ目は、医学的な理由です。交通事故による強い衝撃は、筋肉・靭帯・神経に深いダメージを与えます。特に多い「むち打ち(頸椎捻挫)」は、事故直後はアドレナリンが放出され、脳が興奮状態にあるため痛みを感じにくく、数日経ってから強い痛みやしびれ、頭痛、めまい、吐き気として症状が現れることが多々あります。 早期に適切な診断と初期治療を行うことが、後遺症を残さないための鉄則です。

 

二つ目は、手続き上の理由です。交通事故に遭った場合、自賠責保険などの補償を適切に受けるためには、医師(整形外科医)が発行する「診断書」が必須となります。整骨院や接骨院では、この診断書を発行することができません。また、事故から受診までに日数が空きすぎると、「事故とケガの因果関係が認められない」として、保険が適用されなくなるリスクがあります。

 

なぜ、事故後は「すぐに」「整形外科」なのか?

 

交通事故治療で「選ぶべき整形外科」5つのポイント

では、数ある医療機関の中から、どのような医療機関を選べば良いのでしょうか。以下の5つの基準を満たしているかを確認してみてください。

 

ポイント①:交通事故に対して親身に対応しているか

交通事故では自覚症状が前面に出て、画像に異常が写らないこともあります。画像に異常がなければ、「異常がない」という訳ではありません。画像では写らない、いわゆる「目に見えない痛みや痺れ」に対してきちんと向き合ってくれる整形外科を選びましょう。

 

ポイント②:整形外科専門医で、交通事故治療の「実績」が豊富か

交通事故の治療は、通常の保険診療とは異なり、自賠責保険や任意保険の知識が必要になります。交通事故治療の実績が豊富なクリニックであれば、治療費の請求手続きや、保険会社とのやり取り、後遺障害診断書の作成など、事務的な手続きにも精通しています。 患者様が煩わしい手続きに悩まされることなく、安心して「治療に専念できる環境」を提供してくれるクリニックかどうかが重要です。

 

また、とりあえずの診断書目的で整形外科ではない診療科を受診する方もいらっしゃいます。整形外科ではない診療科を受診した場合、整形外科専門医ではありませんので、後遺障害など残存した場合には適切な診断書を作成できずにきちんと補償が受けられない可能性があります。

 

ポイント③:充実した「リハビリテーション環境」があるか

痛み止めや湿布の処方だけで、根本的な痛みが改善するとは限りません。早期回復のためには、薬や電気治療だけではなくリハビリテーションを開始することが不可欠です。 国家資格であるリハビリ専門である理学療法士が在籍し、リハビリ治療はできる整形外科を選びましょう。

 

ポイント④:整骨院(接骨院)との「併用」に関して

実は、ここが非常に重要なポイントです。整骨院や接骨院は医療機関ではありません。そのため、診断書を作成することができず、整骨院や接骨院だけで治療していると適切な補償を受けられない可能性があります。 整形外科での定期的な診察や治療は必須ですが、「仕事が忙しくて、診療時間内に通院するのが難しい」という方には、提携先の整骨院に限定して整骨院との併用を許可しています。

※連携していない整骨院に関しては、当院としては治療そのものに責任を持てないため、並行しての治療はお断りしていますのでご了承ください。また、月1回のみの通院は併用ではありませんので、お断りしています。

 

ポイント⑤:通院しやすい環境(立地・駐車場・雰囲気)か

交通事故の治療は、数ヶ月にわたる長期間の通院が必要になることも珍しくありません。だからこそ、「通いやすさ」は治療を継続するための重要な要素です。 十分な広さの駐車場はあるか、リハビリ室のスペースは広いか、スタッフの対応は親切か、院内の雰囲気は明るいか。ストレスなく通院できる環境が整っているクリニックを選んでください。

 

なぜ整形外科での受診が必要なのか?

国家資格を持つ理学療法士や作業療法士が在籍している医療機関であれば、症状に応じたリハビリテーションの提案も受けられます。

 

交通事故の不安、一人で抱え込まないでください

交通事故の被害に遭われると、お身体の辛さに加えて、「いつ治るのだろう」「仕事に影響が出ないか」「保険会社から治療の打ち切りを打診された」など、次々と不安が押し寄せてきます。

 

私たち医療従事者の役割は、単にケガを治すことだけではありません。医学的な専門知識をもって患者様のお身体をサポートするとともに、煩雑な手続きに関する不安を取り除き、心身ともに元の生活を取り戻すための伴走者となることです。

 

もし、久留米市周辺で交通事故に遭われ、どこの整形外科に行けばいいか迷っている方、あるいは現在通院中の治療に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

著者

院長
松本 淳志 Atsushi Matsumoto

経歴

  • 済生会福岡総合病院
  • 製鉄記念八幡病院
  • 福岡市民病院
  • 九州大学病院
  • 九州医療センター
  • 福岡赤十字病院
  • 済生会八幡総合病院
  • 福岡青洲会病院

資格・所属学会

  • 日本整形外科学会 専門医(日本専門医機構)
  • 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
  • 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
  • 日本フットケア学会認定 フットケア指導士
  • インフェクションコントロールドクター
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(肢体不自由)
  • 難病指定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本整形外科学会
  • 日本感染症学会
  • 日本フットケア・足病医学会