腰・股関節の痛み WAIST

腰・股関節の痛みなら久留米市のまつもと整形外科

腰・股関節の痛みについて

痛みの早期改善と
再発予防を目指します

腰や股関節は日常のほとんどの動きに関わっています。体の「要」とも形容される部位でもあり、痛みがあると日常生活にさまざまな支障をきたしてしまいます。肉体的な疲労や姿勢の悪さだけでなく、精神的なストレスや内臓の病気が関わっている場合もあり、繰り返すことも多いため、痛みの原因を突き止めるとともに、再発を予防することが大切です。

CONSULTATION

このような症状、
お悩みはご相談ください

  • ぎっくり腰になった
  • 股関節に痛みがある
  • 痛くて腰を曲げられない
  • 股関節が痛くて歩けない
  • 慢性の腰痛に悩んでいる
  • 正座ができない
  • 歩くと腰が痛くなる
  • 足の爪切りが難しい
  • 腰に違和感がある

など

代表的な疾患

  • 急性腰痛症(ぎっくり腰)
  • 変形性股関節症
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 大腿骨近位部骨折
  • 変形性腰椎症
  • リウマチ性股関節症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰痛症(慢性腰痛)

など

主な症状・疾患

腰痛椎間板ヘルニア

椎間板は、腰骨(腰椎)の間でクッションの役割を果たしている軟骨組織です。この椎間板が後方に飛び出し脊椎の中の神経を圧迫している状態で、腰や足の痛みの他、足のしびれや筋力低下などが現れることもあります。30代を中心にした若い層と働き盛りの方に多い症状です。

ぎっくり腰

西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれ、ある日突然起き上がれないほどの強い痛みに襲われます。重たい物を持ち持ち上げた際や、腰をひねった際に起こりやすい症状ですが、特に原因となる動作がなく起こることも珍しくありません。腰椎(腰骨)の捻挫が原因と考えられ、中高年以降に多く見られます。局所安静のために簡易式コルセットを装着します。また、消炎鎮痛薬の内服や外用薬(湿布)で痛みと炎症を抑えます。痛みが強い場合は1~2週間継続して内服することで効果が表れることもあります。腰へのトリガーポイント注射も効果的です。物理療法として電気治療(低周波、高周波)で筋肉の炎症を抑えます。激痛の場合は少し安静にして、腰痛が慢性化してくるようであればリハビリを行っていくことで症状を緩和させます。

高齢者の腰痛

加齢に伴う腰の変形で起きることもありますが、最も注意が必要なのは腰の圧迫骨折です。腰の圧迫骨折は、転んで尻もちをついて起こすことが多いですが、骨粗しょう症がある場合には骨が弱いために転んだりしなくても突然骨折を生じることがあります。コルセットを採型して、約3ヵ月間装着が必要です。また、骨粗しょう症がある場合には骨粗しょう症の治療も行っていきます。さらに、筋力が落ちて寝たきりにならないようリハビリを行っていきます。

腰痛症

腰痛症は、筋肉の疲労や椎間板・椎間関節の炎症、骨粗しょう症による圧迫骨折など、さまざまな原因で起こります。特に高齢者が転倒後に腰痛を訴える場合は腰椎圧迫骨折の可能性があり、転倒がなくても「いつのまにか骨折」が隠れていることもあります。また、腰部から臀部、下肢にかけての痛みやしびれは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が考えられます。当院では手術に頼らない保存的治療を基本とし、経験を活かした薬の使い分けや、患者さまに合わせたオーダーメイドの治療を行います。九州地区最大規模のリハビリ施設を活かし、電気治療や牽引、ウォーターベッドなどの物理療法に加え、専門スタッフの手技による施術で腰痛改善をサポートします。

腰椎分離症

腰椎分離症は、腰椎の骨がずれることで痛みや不快感を生じる疾患です。遺伝的要因や成長期の急激な変化、スポーツによる負荷、事故などが主な原因とされ、立ち上がり時や長時間の同じ姿勢の後に腰痛が出やすくなります。また、坐骨神経痛症状や運動時の制限、可動域の低下も見られることがあります。症状の進行を防ぐためには、早期の診断と適切な治療が大切です。当院では腰の筋力トレーニングやストレッチ、姿勢矯正、体幹強化などを含むリハビリを段階的に行い、症状の改善と再発予防を目指します。定期的な通院と無理のない継続的な取り組みによって、腰椎の安定性を高め、健やかな日常生活への復帰をサポートします。

腰椎すべり症

腰椎すべり症は、腰椎の椎間板や関節が変性し、腰椎の一部が滑り出す(ずれる)病気です。この病気は加齢や長期間に渡る腰への負担で、椎間板や椎間関節の変性が起きて、腰や足の痛みなどの症状を引き起こします。腰椎すべり症は、症状や程度によって保存療法や手術が選択されます。保存療法では、投内服薬調整やリハビリが実施されます。一方手術が必要な場合は、腰椎の固定や神経の圧迫を取り除く手術が行われることもあります。腰椎すべり症の治療においてリハビリは非常に重要です。リハビリでは、筋力トレーニングやストレッチを通じて、腰や下肢の筋力や柔軟性を向上させることを目指します。また、適切な運動習慣や生活習慣の改善も、腰椎すべり症のリハビリの一環となります。医師や理学療法士と相談しながら、一人ひとりに合ったリハビリプログラムを実施することが大切です。

腰部脊柱管狭窄症

背骨の中には脊柱管と呼ばれる管があり、中をさまざまな神経が通っています。この脊柱管が老化、変形して狭くなり神経を圧迫するようになると、腰から下半身にかけての痛みやしびれ、連続して長く歩けないなどの症状が現れます。60代以降のとりわけ男性に多い疾患です。

よくあるご質問

Q. またぎっくり腰になってしまいました。何とか予防できないでしょうか?
さまざまな要因が考えられますが、普段の姿勢や動作を改善することで、予防効果が期待できます。整形外科を受診して医師の診断を受けるとともに、理学療法士に姿勢や動作についてアドバイスを受けてみてください。
Q. 腰が痛い場合は、お風呂にゆっくりつかるなどして温めたほうが良いのでしょうか?
慢性的な腰痛なら、温めることで筋肉の緊張をほぐす効果が期待できます。しかし、ぎっくり腰やスポーツなどが原因で痛みを感じている場合は、温めると炎症が悪化して痛みが強くなることがあるので注意が必要です。
Q. なぜ反り腰になってしまうのか?
原因はさまざまありますが、理由の一つとして腹筋と背筋の筋肉のバランスが崩れていることが挙げられます。腹筋が弱く、背筋ばかり力に入ってしまうと腰が反るような姿勢になってしまいます。
Q. 反り腰とはどのような状態のことを言うのでしょうか?
反り腰とは骨盤が前に倒れ、骨盤のすぐ上の骨(腰椎)の前弯が強くなる状態です。反り腰になると背筋の緊張が強くなり、腹筋が緩み、お腹が少し出ているような状態となります。
Q. 股関節に痛みがあります、どうしたらいいでしょうか?
椅子からの立ち上がりの際や歩き始めなどに痛みがあれば、変形性股関節症のサインかもしれません。症状が悪化すると手術が必要になることもあるので、早めにかかりつけの整形外科に受診をおすすめいたします。
Q. 股関節が痛くてあぐらができません。どうしたらいいでしょうか?
正座やあぐらは股関節に負担をかけるため症状が悪化する恐れがあります。股関節に痛みがある場合はあぐらは行わず、椅子に座るようにしましょう。
Q. ヘルニアはどのようにして起こりますか?
発生要因として、姿勢や動作、加齢、遺伝が考えられます。立った状態で前屈みになることや、座る動作などにより継続的に椎間板へ圧がかかり変性してしまうことで起こりうると考えられます。
Q. ヘルニアを予防するには?
まずは重量物を持つことや中腰での作業、継続的に腰に負担がかかるような動作を避けていく必要があります。どうしても難しい場合はコルセット等で予防しましょう。また腹筋をはじめ、体幹の筋力トレーニングやストレッチなどを日常的に取り入れていくことも必要です。