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慢性腰痛から解放されるために知っておきたいこと|久留米市の整形外科|まつもと整形外科

慢性腰痛から解放されるために知っておきたいこと

​腰痛は日本人の約8割が一生のうちに一度は経験するといわれています。
 

まつもと整形外科は福岡県久留米市安武町にある、整形外科・リハビリテーション科・スポーツ整形外科のクリニックです!!

 

こんにちは!

 

久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科 院長 松本淳志です

 

 

中でも3か月以上続く腰痛は「慢性腰痛」と呼ばれ、生活の質(QOL)を大きく下げる原因になります。
慢性腰痛は一度発症すると長引きやすく、仕事や家事、趣味などの日常生活に支障をきたすことも少なくありません。しかし、正しい知識を持ち、原因に合わせた対策を行うことで、改善や再発予防は可能です。

 

この記事では、慢性腰痛の原因・症状・治療法・予防法を、整形外科とリハビリの視点から分かりやすく解説します。

 

慢性腰痛とは?

 

慢性腰痛とは、腰の痛みが3か月以上続いている状態を指します。急性腰痛(ぎっくり腰など)と異なり、痛みが和らいでも再び繰り返すことが多く、放置すると悪化しやすくなります。

 

慢性腰痛は、筋肉や関節、椎間板の障害だけでなく、心理的ストレスや生活習慣など複数の要因が関わっていることが多いのが特徴です。

 

腰を支える男性

腰痛の原因はさまざまです

 

慢性腰痛の主な原因

 

筋肉・関節の負担

◯長時間のデスクワークや立ち仕事

◯長時間のドライバー

◯重い荷物を持ち上げる動作

◯運動不足による筋力低下

◯姿勢不良(猫背・反り腰など)


これらは腰回りの筋肉に過度な負担を与え、血流が悪くなることで痛みが慢性化します。

 

 椎間板や神経の障害

◯椎間板変性

加齢に伴って、椎間板が変性を起こします。

 
◯腰椎椎間板ヘルニア

腰椎の椎間板に負担がかかることで椎間板が変性を起こし、飛び出した椎間板が神経を圧迫して痛みやしびれを起こします。

 

◯腰部脊柱管狭窄症

椎間板や椎間関節が変性を起こしたり、脊柱管内にある神経の通り道が狭くなり、腰や足の痛み・しびれ・歩行障害(間欠性跛行)を引き起こします。

 

骨の変形・骨粗しょう症

加齢による骨の変形や骨粗しょう症による圧迫骨折が原因で、慢性腰痛が続く場合があります。

 

心理的要因

近年の研究では、ストレスや不安、うつ症状が腰痛の慢性化に関与していることが分かっています。痛みが長引くことで不安が強まり、さらに痛みが悪化する「痛みの悪循環」に陥ることもあります。

 

慢性腰痛の症状と危険なサイン

 

慢性腰痛の症状は人によって異なりますが、代表的なものは以下です。

  • 鈍い痛みが常に続く

  • 長時間同じ姿勢でいると痛みが強くなる

  • 朝起きたときや動き始めに腰がこわばる

  • 足のしびれやだるさを伴うことがある

 

 

慢性腰痛の治療法

 

保存療法(手術以外の治療)

 

  1. 薬物療法
    鎮痛薬(NSAIDs)、筋弛緩薬、湿布薬などを使用します。

  2. 物理療法
    温熱療法、低周波治療、牽引療法などで血流改善を促します。

  3. 理学療法(リハビリ)
    慢性腰痛改善にはリハビリが非常に重要です。理学療法士による専門性の高いリハビリで、筋肉や筋膜の緊張を緩め、筋肉の柔軟性や体幹の安定性を高め、再発を防ぐことができます

内服をする女性の手元

内服も選択肢のひとつです


慢性腰痛とリハビリの重要性

 

慢性腰痛は、痛みのある部位だけを治療しても根本的な改善が難しいことが多く、姿勢・筋力・柔軟性の総合的な改善が必要です。
リハビリでは以下のような効果が期待できます。

 

  • 腰に負担をかけない正しい姿勢の習得

  • 弱くなった筋肉(腹筋・背筋・殿筋)の強化

  • 硬くなった筋肉や関節の柔軟性改善

  • 日常生活での動作指導による再発予防

リハビリで行う主な方法

 

ストレッチ

腰痛の原因となる筋肉の緊張を和らげます。特にハムストリングス(太もも裏)、大殿筋(お尻)、腸腰筋(股関節前側)の柔軟性を高めることが重要です。

 

筋力トレーニング

  • 体幹トレーニング(プランク・ブリッジなど)
    腰椎を安定させ、動作時の負担を軽減します。

  • 殿筋強化(ヒップリフト)
    骨盤の安定性が向上し、腰への負担を分散します。

姿勢・動作指導

正しい座り方、立ち方、物の持ち上げ方などを学び、日常生活での腰への負担を減らします。

 

呼吸法の改善

腹式呼吸を取り入れ、腹圧を適切に保つことで腰部を保護します。

 


慢性腰痛の予防とセルフケア

 

  1. 正しい姿勢を保つ
    デスクワーク時はモニターの高さや椅子の位置を調整し、背筋を伸ばします。

  2. 定期的なストレッチ
    1時間ごとに立ち上がり、腰回りをほぐしましょう。

  3. 適度な運動習慣
    ウォーキングや水中運動は腰に優しく筋力維持に効果的です。

  4. 睡眠環境の見直し
    硬さの合ったマットレスで腰の負担を軽減します。



    ストレッチをする女性

    セルフケアは重要です


自宅でできる簡単リハビリ例

 

  • 膝抱えストレッチ:腰背部の緊張をほぐす

  • キャット&カウ:背骨の動きを柔らかくする

  • ヒップリフト:お尻と体幹を同時に鍛える

※痛みが強い場合や症状が悪化する場合は中止し、医師の診断を受けてください。

 

まとめ

 

慢性腰痛は放置すると生活の質を大きく下げますが、適切なリハビリと生活習慣の改善で再発予防が可能です。

 

当院には理学療法士・作業療法士が計26名在籍しています。患者さま一人ひとりに合った専門性の高いリハビリメニューを提供させていただきます。

ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください!

 

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著者

院長
松本 淳志 Atsushi Matsumoto

経歴

  • 済生会福岡総合病院
  • 製鉄記念八幡病院
  • 福岡市民病院
  • 九州大学病院
  • 九州医療センター
  • 福岡赤十字病院
  • 済生会八幡総合病院
  • 福岡青洲会病院

資格・所属学会

  • 日本整形外科学会 専門医(日本専門医機構)
  • 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
  • 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医
  • 日本フットケア学会認定 フットケア指導士
  • インフェクションコントロールドクター
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師(肢体不自由)
  • 難病指定医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本整形外科学会
  • 日本感染症学会
  • 日本フットケア・足病医学会