当院の健康診断

久留米市健康診断(特定健診)

生活習慣病は、糖尿病や高血圧、脂質異常症など、日々の生活が原因で考えられる疾患です。早期に発見し、適切な対策次第では、重症化を防ぐことができます。久留米市では、生活習慣病の予防・治療のため、特定健診(健康診断)を推進しています。

年に一度の健診で安心を

生活習慣病は症状が出にくいため、放置すると悪化しやすいという特徴があります。 特に久留米市では糖尿病の患者数が増加傾向にあり、令和3年度の結果では特定健診受診者の10人に1人が糖尿病有病者でした。 年に一度の健診を大切に、早期発見を目指しましょう。

特定健診はなぜ重要?

生活習慣病の予防
特定健診では、血糖値や血圧、コレステロール値などを確認し、生活習慣病になっていないかをチェックします。生活習慣病が発症する前に対策ができるため、生活の質を見やすくなります。
合併症リスクの軽減
糖尿病や⾼⾎圧は、⼼臓病や脳卒中などの重篤な合併症につながるリスクが⾼くなります。健診を受けることで、合併症の予防や早期治療が可能です。
健康状態を知る
⽇々の⽣活で気づきにくい体の変化を健診で知ることができ、⽣活習慣の改善にも役⽴ちます。
生活習慣病は無症状のうちに進行することが多い病気ですが、早期発見・早期対策で健康を維持することができます。久留米市の特定健診を活用し、年に一度の健康チェックで健康を手に入れましょう。
<特定健康診査>
■対象:久留米市国保に加入の40〜74歳
■費用:無料
■受診に必要なもの:国保保険証またはマイナンバーカードまたは資格確認書、特定健康診査受診券
<生活習慣病予防健康診査>
■対象:35〜39歳、40歳以上で各医療保険の被保険者・被扶養者でない人(生活保護受給者等)
■費用:500円
■受診に必要なもの:本人確認書類(健康保険証や運転免許証など)、健診費用
健診名 対象者 料金
国保特定健診 久留米市国保に加入する40歳から74歳(75歳の誕生日前日まで受診可能) 無料
生活習慣病予防健診 ・35歳から39歳
・40歳以上で各医療保険の被保険者、被扶養者に該当しない方(生保
500円
社保(協会けんぽ)健診 40歳から74歳までの協会けんぽ被扶養者(家族) 896円
後期高齢者健診 75歳以上 500円
大腸がん健診 40歳以上 700円
肺がん健診 40歳以上 500円
前立腺がん健診 50歳以上の男性 400円
骨粗鬆症健診 25歳、30歳、35歳、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳の女性 800円
肝炎ウイルス検査 20歳以上の久留米市民
ただし、過去にB型又はC型肝炎ウイルス検査(治療)を受けたことがない人
0円
風しん抗体検査 妊娠希望者 妊娠希望社および妊婦の配偶者、同居者 0円

企業健診(雇用時健康診断・定期健康診断)

企業健診とは、雇用された方が働き始める際や定期的に健康状態を確認するための健康診断です。労働安全衛生規則に基づき、事業者は新たに雇用した労働者や定期健診の対象者に対し、健康診断を実施する義務があります。
当院では、企業指定の書式や報告書への記入にも対応し、個別のニーズに応じた柔軟なサポートを提供しています。健康診断の内容や検査項目、スケジュールなどに関してご不明点やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
検査項目 Aコース
(雇用時健診
・企業健診)
Bコース
(腰部レントゲン)
内科診療
(問診)
身長、体重、BMI、胸囲測定
血圧測定
視力
聴力
尿検査
一般採血
胸部レントゲン
心電図
腰部レントゲン
費用(税込) 7,700円 3,000円
※料金はすべて税込です
※項目の追加・削除により料金が変動する事があります。
※尿検査は、蛋白と糖になります。
※採血検査の項目は、以下になります。
 ・貧血検査(赤血球数・血色素量)
 ・肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP)
 ・血中脂質検査(TG・LDL・HDL)
 ・血糖検査(BS)
※追加の検査項目をご希望の方は、予約の際にお問い合わせください。検査結果は後日、ご説明いたします。

健康診査を受ける際の注意事項

前日の準備

健診の前日は飲酒や激しい運動を避け、十分な睡眠を心がけましょう。飲酒や運動が検査結果に影響を及ぼす場合があるため、できるだけ体調を整えておくことが大切です。

10時間前からの飲食制限

健康診断の10時間前からは水以外の飲食を控えてください。特に食事や飲料によって血糖値や脂質の数値が変動し、正確な診断が難しくなる可能性があるためです。

生理期間の受診調整

尿検査があるため、女性の方は生理期間を避けて受診してください。生理中は検査に影響が出ることがあるため、結果の正確さを保つために日程の調整が推奨されます。

当院では健康診断後のアフターフォローを実施しています

特定健診を受けた後はメタボリックシンドロームの改善や生活習慣病の予防に取り組むことが重要です。
心臓病のリスクは、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常といった要因が重なることで、発症リスクが通常の35.8倍にまで高まることが労働省の研究で示されています。そのため、深刻な病気を招く前に、リスクを減らすことが大切です。
心臓病発症リスク
当院では、糖尿病専門医や循環器専門医に加え、心不全療養指導士や保健師も在籍しており、各分野の専門的なサポートを提供しております。生活習慣の『見直しポイント』を患者様と一緒に考え、患者様のご希望に沿って健診後もそのまま当院で継続した治療が可能です。お気軽にご相談ください。