糖尿病内科・循環器内科のクリニックです
心筋梗塞第3弾『心筋梗塞を克服!食生活改善術』
心筋梗塞は、命に関わる重篤な病気です。
心筋梗塞の予防・改善に役立つ食生活の知識を身につけ、健康的な生活を送るきっかけとしていただければ幸いです。
心筋梗塞の患者さまにとって、食事は非常に重要な要素であり、その中でも栄養バランスを考慮したレシピは健康に役立ちます。理由は、適切な食事が効果的に症状を改善し、再発リスクを低下させるからです。
塩分や脂質が低い魚料理は、心筋梗塞患者さまの食事に取り入れると良い影響があります。オメガ3脂肪酸が豊富な魚を使って、塩分控えめのスパイスを使用した料理や煮物がおすすめです。また、蒸し料理や焼き魚などの調理方法も、油分を抑える効果があります。
低脂肪肉料理は血管にやさしいため、心筋梗塞患者さまにおすすめです。鶏肉や豚肉の脂肪部分を取り除き、野菜と一緒に炒めたり煮込んだりすることで、栄養バランスが良くなり、食事を楽しむことができます。また、スパイスやハーブを利用することで塩分を控えつつ、美味しい料理が楽しめます。
狭心症・心筋梗塞の予防・改善に効果的な食生活のポイントは以下のとおりです。
– 塩分の摂取を控える
– 脂質の摂取バランスを整える
– 野菜や果物を多く摂取する
– 健康的な油を選ぶ
– 食物繊維を多く摂取する
– 喫煙や過剰なアルコール摂取を控える
– 適度な運動を心掛ける。
塩分過多は高血圧の原因となり、悪玉コレステロールは動脈硬化心の原因となります。健康的な食生活を心掛けることで、リスクを低減できます。特に野菜や果物は、ビタミンやミネラルが豊富で、血管の健康を維持する働きがあります。
また、油の選び方も重要で、オリーブ油やアボカド油などの良質な油を選ぶことが望ましいです。これらの油は、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
食物繊維は、血糖値の上昇を抑え、コレステロールの吸収を阻害する働きがあるため、積極的に摂取しましょう。運動も高血圧・狭心症・心筋梗塞の予防に役立ちますので、適度な運動習慣を身に付けることが望ましいです。
塩分は心筋梗塞のリスクと密接な関係があります。過剰な塩分摂取は、高血圧の原因となり、高血圧は動脈硬化の原因となるために心筋梗塞のリスクを高めることが知られています。
そのため、適切な塩分摂取を心掛けることが心筋梗塞の予防に重要です。日本高血圧学会では、高血圧症の患者様に対して、1日の塩分摂取量を男女ともに6グラム未満とすることを
推奨しています。慣れることで、少ない塩分でも美味しく食事が楽しめるようになります。
糖尿病患者さは心筋梗塞のリスクが高いため、血糖値のコントロールが非常に重要です。血糖値が上昇すると、血管の動脈硬化が進行し、最終的に心筋梗塞を起こす可能性があります。
血糖値の管理には、食事や運動、薬物療法などがあります。適切な食事療法や運動習慣で血糖値を安定させることが重要です。さらに、医師の指示に従って適切な薬物療法を行うことも大切です。
加工食品には化学調味料が使用されることが多いです。これらは味を良くしますが、健康に悪影響を与えることがあります。例えば、ナトリウムは高血圧や腎臓疾患の原因となり、合成着色料はアレルギー反応を引き起こすことがあります。
これらの危険性を避けるためには、加工食品の摂取を減らし、自然な食材を使用した手作り料理を心掛けることが重要です。日々の食生活を見直し、健康な食材選びを意識しましょう。
水分補給は健康維持に欠かせない要素であり、心臓に優しい飲み物の選び方が重要です。適切な水分補給は血流を良くし、心臓の働きを助けます。
心臓に優しい飲み物として、緑茶や紅茶があります。これらはカフェインが含まれていますが、適量であれば血圧に悪影響を与えず、血管を広げる効果があります。また、豆乳や野菜ジュースも栄養豊富で、心臓の働きを助けます。
一方で、過剰なカフェイン摂取や糖分の多い飲み物は心臓に悪影響を与えるため、摂取量に注意しましょう。自分に合った飲み物を選び、心臓に負担をかけない水分補給を行いましょう。
ストレスは血圧に悪影響を与えるため、リラクゼーション法を用いたストレスケアが血圧コントロールに繋がります。適切なストレスケアは自律神経のバランスを整え、血圧を安定化させます。
効果的なリラクゼーション法としては、深呼吸や瞑想、アロマテラピーなどがあります。これらは簡単に行えるため、日常生活に取り入れやすいです。ストレスの原因となる要素を取り除くことも大切です。
高血圧や心臓病の原因となるリスクを減らすためには、禁煙・節酒が重要です。また、毒素排出をサポートする食材を積極的に摂取することも心臓病予防に有効です。例えば、抗酸化作用のあるビタミンCが豊富な野菜や果物、ポリフェノールを含む緑茶やチョコレート、魚のオメガ3脂肪酸などが効果的です。
また、血管を柔軟に保ち、心臓に負担をかけない食事が大切です。食物繊維やバランスの良い適量の脂質摂取を心がけることで、心臓病予防に繋がります。これらの食材を日常的に摂取し、健康的な生活を送りましょう。
高血圧・狭心症・心筋梗塞予防のための食事療法では、飽和脂肪酸や塩分を控え、魚や野菜を中心としたバランスの良い食事が推奨されます。特に、オメガ3脂肪酸が含まれる青魚や、食物繊維が豊富な緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。また、加工食品を避けることで、塩分や糖質の過剰摂取を防ぎます。
具体的なレシピとしては、野菜たっぷりの魚の煮物や、オリーブオイルを使ったサラダなどが良い選択です。さらに、食事だけでなく、適度な運動も心筋梗塞予防に役立つため、適切な運動を継続しましょう。今後も引き続き、健康的な生活の継続に努めることが重要です。この機会に、家族や友人と共に、食事療法に取り組み始めてみてはいかがでしょうか。
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【参考文献】
・日本循環器学会,心筋梗塞は発症直後が重要 https://www.j-circ.or.jp/old/about/jcs_press-seminar2/index02.html
・日本循環技学会,わが国の心筋梗塞と治療の現状 https://www.j-circ.or.jp/old/about/jcs_press-seminar2/index04.html
・日本循環器学会,心筋梗塞のリハビリテーション https://www.j-circ.or.jp/old/about/jcs_press-seminar2/index05.html