循環器内科

循環器内科とは

循環器内科とは、高血圧・狭心症・心筋梗塞、心不全、不整脈・心臓弁膜症などの心臓の病気や全身の血管の病気を専門にする診療科です。
脳梗塞の原因となる頸動脈狭窄症や下肢の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症など、動脈の血流が悪くなったり、動脈の血管が詰まったりする原因は動脈硬化にあります。その動脈硬化のリスクとなる生活習慣病(高血圧・高コレステロール血症・脂質異常症・高尿酸血症)をしっかり管理していくことが、循環器内科の重要な役割となります。
特に高血圧はサイレントキラーと呼ばれるように、自覚症状がないため、現在日本に4000万人以上と推定される高血圧患者のうち、実際に治療を受けているのは2割の800万人程度と言われています。放置しておくと、動脈硬化が進行して脳卒中(脳出血、脳梗塞)や心筋梗塞を引き起こします。無症状だからと放置せず、一度専門医の受診をおすすめします。

このような症状の時はご相談ください

  • ・血圧が高い
  • ・胸痛がある
  • ・労作時に息切れする、胸が苦しくなる
  • ・動悸がする
  • ・脈が乱れる
  • ・足がむくむ
  • ・息苦しい
  • ・心電図や胸部X線検査で異常を指摘された
  • ・いびきがすごい
守谷知香先生
守谷 知香
日本循環器学会 循環器専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会認定内科医
日本心血管インターベンション治療学会認定医
循環器内科
水・金 9:00〜13:00 13:30〜16:30
木・土 9:00〜13:00
※土曜日は第1、第3、第5のみ診察

高血圧

血圧は測る場所や状況によってかわりますが、慢性的に血圧が高くなる状態を高血圧とよびます。
高血圧では殆どの場合、症状がありません。しかし、治療せずに放っておくと、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤破裂・解離がおきたり、心臓に負担がかかり、心不全がおきたりします。また、徐々に腎機能が悪化し、透析に至ることもあります。特に脂質異常症や糖尿病をお持ちの方では高血圧による合併症が早く進むことがあります。
高血圧と診断されるのは、収縮期血圧、拡張期血圧の両方またはどちらかが140/90(家庭血圧で135/85)以上の場合ですが、2019年に高血圧の診断基準が改定され、正常値の基準、治療目標が厳しくなりました。
これは、血圧の治療目標として140/90未満を目指すより、130/80未満を目指したほうが心筋梗塞や脳卒中のリスクが低くなる、という結果がでたからです。
<血圧の分類>
血圧の分類
もちろん患者さんの状態によって血圧目標は変わることがありますが、基本的には成人(高齢者も含めて)では130/80未満が目標です。高血圧による合併症をひきおこさないためにも、血圧が高めの方は日頃より塩分や体重コントロールに気をつけていただき、それでも目標値を上回るようであれば、医療機関の受診をおすすめします。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロールであるLDLコレステロールや中性脂肪(TG トリグリセライド)が高い状態のことです。以前は高脂血症とも呼ばれていました。脂質異常症は糖尿病や高血圧と同様に生活習慣病に含まれ、無症状で自覚症状はありませんが、放置していると動脈硬化を進行させて、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を引き起こします。
脂質異常症(高脂血症)

原因

食生活の乱れ、運動不足など生活習慣が原因となったり、元々の体質や遺伝によっても脂質代謝異常になることもあります。

治療

生活習慣の管理と改善が重要となります。適度な運動は中性脂肪を低下させ、善玉コレステロールであるHDLコレステロールを上昇させます。
糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームの合併、喫煙はさらに動脈硬化を悪化させるので注意が必要です。進行すると頭や首の血管が詰まる脳梗塞、心臓の血管が詰まる心筋梗塞、腎臓の機能が落ちる腎不全、足の血管が詰まる閉塞性動脈硬化症を引き起こします。
食事療法、運動療法を組み合わせても、脂質異常症が改善しない場合、内服薬での治療が必要になってきます。その方の背景や基礎疾患によっても治療がことなりますので、ご心配な方は一度受診していただきご相談ください。

生活習慣病

生活習慣病とは、高血圧・糖尿病・脂質異常症(高脂血症)・高尿酸血症(痛風)など、生活習慣の乱れや体質で起こる病気です。生活習慣病は無症状のことが多く、気付かないうちに血管の動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中(脳出血、脳梗塞)、腎不全などの合併症を引き起こして身体に障害を残したり、重篤な場合は命に関わることもあります。
生活習慣病はそういった合併症を引き起こさないように、生活習慣病の総合的な管理と予防が重要になってきます。
まずは生活習慣の改善、食事や運動の改善になります。しかし、そういった生活習慣や食生活の改善のみでは進行を防ぐことができないことも多く、薬物療法を行うことで生活習慣病を適切に管理し、動脈硬化の進行を防いでいきます。
久留米生活習慣病相談室設置