交通事故後のむちうちについて〜早期受診とリハビリの大切さ〜

まつもと整形外科は福岡県久留米市安武町にある、整形外科・リハビリテーション科・スポーツ整形外科のクリニックです!!

 

こんにちは 



久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科 院長 松本淳志です

交通事故後のむちうちについて〜早期受診とリハビリの大切さ〜

 

交通事故に遭った後、身体に痛みや違和感を覚えることは珍しくありません。中でも「むちうち(頚椎捻挫)」は、交通事故後に非常に多くみられる症状です。

 

交通事故直後は「これくらい大丈夫」と思ってしまいがちですが、むちうちは時間が経ってから症状が出ることもあるため、注意が必要です。本記事では、むちうちの症状や治療方法、そして早期の整形外科受診とリハビリの重要性について詳しくご紹介します。

 

むちうちとは?

 

むちうちとは、正式には頚椎捻挫外傷性頚部症候群と呼ばれ、交通事故などで首に強い衝撃を受けた際に発生します。衝突によって首がムチのようにしなることから「むちうち」と呼ばれるようになりました。

 

首は非常に繊細な構造で、筋肉・靭帯・神経・椎間板など多くの組織が密集しています。交通事故の衝撃によってこれらが損傷し、痛みやしびれ、違和感といった症状を引き起こします。

 

むちうちの主な症状

 

むちうちによる症状は多岐にわたります。代表的なものは以下の通りです。



・首の痛み・こわばり

・肩や背中の痛み

・頭痛

・めまい

・吐き気

・手足のしびれ

・耳鳴り

・頭痛

・倦怠感、集中力の低下

・頭がぼーっとする

 



これらの症状は事故直後だけでなく、数日〜1週間後に出てくることもあります。痛みを我慢して放置してしまうと、症状が長引いたり、後遺症につながるリスクが高まるため、違和感を覚えたらすぐに整形外科を受診することが大切です。

 

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)リハビリの効果的なアプローチ
首の痛み・こわばり



交通事故後はすぐに整形外科を受診しましょう

 

交通事故後、痛みや違和感が軽度であっても、必ず整形外科を受診することをおすすめします

 

理由は次の通りです。

 

1. 症状の見落としを防ぐため

 

むちうちは外見からはわかりにくい怪我です。レントゲンで骨にダメージを受けていないか確認する必要があります。初期段階で適切な診断を受けることが、スムーズな回復への第一歩です。

 

2. 適切な治療方針を立てるため

 

自己判断で安静にしているだけでは、かえって症状を悪化させることもあります。整形外科では、症状や損傷の程度に応じて、薬物療法、物理療法、リハビリテーションなど、適切な治療プランを立てます。

 

3. 自賠責保険に必要な手続きをするため

 

交通事故から受診まで時間が経っていると、保険会社から交通事故と症状との因果関係が認められないこともあります。交通事故に遭った後は、症状が軽くても早期にきちんと医療機関を受診することが重要です。整形外科を受診して医師の診断を受けることで、スムーズに保険手続きが進められます。




リハビリの重要性

 

むちうちの治療において、リハビリテーションは非常に重要な役割を果たします。

 

なぜリハビリが必要なのか?

 

交通事故によるむちうちでは、首周りの筋肉や靭帯がダメージを受けています。そのまま安静だけを続けると、痛みが後遺症として残る可能性が高まります。また、首の痛みが残ると合わせて片頭痛も残りやすくなります。

 

リハビリを行うことで、

 

・首や肩の筋肉を柔らかく保つ

・血流を改善して痛みを軽減する

・関節の動きをスムーズにする

・痛みが取れ、正しい姿勢を取り戻す

 

といった効果が期待できます。

 

特に、理学療法士・作業療法士によるリハビリは、患者さま一人ひとりの身体の状態をみながらプログラムを組みたてるため、より安全かつ効果的に回復を目指すことができます。




当院で行うむちうちリハビリの特徴

 

当院では、交通事故後の患者さまのリハビリに力を入れています。

 

「人の手」によるリハビリ

 

国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が、患者さま一人ひとりに合わせた「人の手」による手技を使った治療を行います。痛みの軽減はもちろん、再発防止を目指して、ストレッチや筋力トレーニング、姿勢指導も行います。

 

物理療法機器を活用

 

低周波治療器や温熱療法などを組み合わせることで、血流促進や筋肉の緊張緩和を図ります。痛みが強い時期でも、無理なくリハビリをスタートできる体制を整えています。

 

心身両面からサポート

 

交通事故後は身体だけでなく、精神的にもストレスを感じやすいものです。当院では、患者さまのお話に耳を傾けながら、リラックスできる環境づくりを心がけています。



交通事故後のリハビリは継続がカギ

 

リハビリは「痛みが和らいだから終了」ではありません。むちうちによる筋肉の緊張や姿勢の崩れは、再発や慢性化のリスクを抱えています。

 

医師や理学療法士・作業療法士の指導のもと、根気強くリハビリを続けることが、長期的な回復と後遺症予防につながります。

 

ご自身のペースを大切にしながら、焦らずコツコツと取り組んでいきましょう。

 

リハビリは「続けること」が大切です
交通事故後のリハビリは継続がカギ



まとめ|むちうちかな?と思ったら、早めに整形外科へ!

 

交通事故後、たとえ軽い接触であっても、身体には大きな負担がかかっています。むちうちは、放置すると痛みが慢性化したり、生活に支障をきたす後遺症を招くこともあるため、早期受診と適切なリハビリが非常に大切です。

 

「なんとなく違和感がある」「様子を見ようかな」と思わずに、ぜひ一度、整形外科を受診してください。当院では、皆さまの不安に寄り添いながら、最適な治療とリハビリを全力でサポートいたします。

 

交通事故後の健康回復を、一緒に目指していきましょう!

 

まつもと整形外科では交通事故後の首の痛み・肩の痛み・腰の痛みでお悩みの方の治療に力を入れております。

交通事故でお怪我をされた方が全国から治療に訪れ、これまで3000人以上の方を救済してきました。

交通事故は怪我の治療が重要になってきますので、警察や保険会社の対応など、その負担を少しでも減らすお手伝いもさせていただきます。交通事故の実績と経験が豊富ですので、患者さまが治療に専念できるように全力でサポートいたします。

 

当院には理学療法士·作業療法士が計26名在籍しています。

患者様一人ひとりに合った専門性の高いリハビリメニューを提供させていただきます。



ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談ください!



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2025年05月13日
著者
執筆者 松本 淳志
まつもと整形外科 院長
<経歴>
福岡大学医学部卒
済生会福岡総合病院
九州大学病院
九州医療センター
福岡赤十字病院
<保有資格>
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本フットケア学会認定フットケア指導士
<所属学会>
日本整形外科学会
日本感染症学会
日本フットケア・足病学会
院長 松本 淳志