交通事故シリーズ第1弾ー整形外科受診の重要性ー

福岡県久留米市安武町にある「まつもと整形外科」

こんにちは

久留米市安武町にある整形外科クリニック まつもと整形外科 院長 松本淳志です。

夏休みに入り、交通事故が増える時期となりました。交通事故に遭った場合、その後の対処法や対応策について知っておくことは非常に重要です。今回から交通事故に関する豆知識をシリーズでお届けしたいと思います。第1弾は交通事故後の整形外科受診の重要性について詳しく解説します。

交通事故後は整形外科受診を行い、早期回復を目指しましょう。

交通事故後の整形外科受診の重要性

交通事故後は医療機関を受診した方がよいのか、どこの診療科を受診したらよいのか迷うことがあると思います。交通事故後は手遅れになる前に、まずは交通事故に精通した整形外科受診をお勧めします。整形外科で事故による潜在的な症状を把握することができます。事故直後は、痛みや不調が現れにくい場合があるため、交通事故の実績や経験が豊富な整形外科で診察を受けることで正確な診断や検査を行い、症状が軽い段階でも、早期治療が可能となります。

また、きちんと専門的な治療することで後遺症のリスクを低減することも整形外科受診のメリットです。適切な治療を受けることで、むちうち症状や頭痛など長期的な痛みや機能の障害を防ぐことができます。

さらに、交通事故治療で自賠責保険を利用するためには、必ず医療機関の受診が必要になります。

交通事故に詳しい整形外科

交通事故直後の症状と対処法

交通事故直後に現れる症状には、むちうち、頭痛、首や肩の痛み、手足の痺れ、腰痛、めまい、吐き気などがあります。交通事故が比較的軽度であってもこれらの症状が長引く場合があります。

交通事故後に現れるこれらの症状に対処する方法は、まずは交通事故に実績のある整形外科での受診が必要です。専門の医師による診察や検査を受け、適切な治療やリハビリテーションが必要かどうかを判断してもらいましょう。

また、早めのアイシングや湿布の使用による痛みの緩和も効果的です。しかし、これらの対処法だけでは症状の緩和は一時的で、根本的な原因の改善がなされていない場合は再発のリスクがあります。そのため、交通事故の実績と経験が豊富な整形外科専門医による診察を受けることが重要です。

後遺症を残さないための早期アプローチ

交通事故に遭った場合、早期に整形外科を受診し、整形外科専門医による適切な診察や検査により、症状の原因を特定し、早期治療が可能となります。

また、交通事故では当日に症状がなくても、後日に症状が出現することがあります。早めに受診しておくことで、早期の対応が可能となります。交通事故では、投薬や電気治療だけではなく専門性の高い理学療法士によるリハビリテーションが重要で、痛みや障害の回復を促進し、後遺症の予防にもつながります。早期発見と治療が重要であることを理解し、整形外科受診を心がけましょう。

むちうちのある女性

適切な治療方法とリハビリの選択

交通事故による怪我では、むちうちをはじめとして、首の痛み、肩の痛み、頭痛、手足の痺れ、めまいなど様々な症状が出てきます。これらの症状の改善には、リハビリ専門家である理学療法士による専門的なリハビリが重要になります。「人の手」を使った丁寧な施術で筋肉のリラクゼーションを図って、治療を行っていきます。首の痛み、肩の痛み、頭痛、手足の痺れ、めまいなどの症状がある場合は、早期に診察と治療を受けましょう。

また、治療方法には、リハビリテーションに加えて、必要に応じて外用薬(湿布)や鎮痛薬を使用していきます。

自賠責保険が適応されれば、自己負担金(窓口負担はゼロ)はありませんので安心して治療することができます。

保険会社との連絡・確認事項のポイント

交通事故に関して保険会社との連絡や確認事項には、いくつかの注意点やポイントがあります。交通事故の被害者の場合に、事故の相手方の任意保険会社や自身が加入している任意保険会社と連絡を取り、治療を受けることになります。交通事故で被害者の場合には「相手の任意保険会社」「自身の任意保険会社」とやり取りをすることになります。早めに保険会社へ連絡し、被害状況や手続きの流れを確認することが重要になります。

事故の相手に保険会社を教えてもらい、同時に事故発生の連絡してもらいます。また、ご自身の保険会社にも事故発生の連絡をします。ご自身の任意保険会社へ連絡した際には「人身傷害保険」「車両保険」「弁護士費用特約」など自身が使用できる保険を確認します。事故発生の連絡が後日で遅くなると、きちんと補償を受けられないこともあります。

交通事故で怪我に遭った場合は整形外科で治療をしていくことになります。

相手の保険会社には「任意一括対応」で治療費を払ってもらうことが大切です。任意一括対応になると、交通事故の治療費は保険会社から医療機関(クリニック、病院)に直接支払われるためにご本人の自己負担はありません。

後遺障害の認定と対応方法

交通事故によるお怪我で治療をした後も何らかの後遺症が残る場合があります。その場合には医師が後遺障害診断書を記載して、申請します。後遺障害診断書は残存した症状を記載する書類で、医師のみが作成することができ、整骨院の柔道整復師は作成することができません。申請した後遺障害診断書が後遺障害に認定された場合には、作成費用を保険会社に請求することができますが、認定されなかった場合は自己負担となります。後遺障害が認定された場合、その等級に応じて補償金を受け取ることができます。被害者は、後遺障害の程度や影響に応じて、慰謝料や障害年金などの支払いを受けられます。認定された障害の等級によっても補償金額が異なりますので、きちんと確認しましょう。

後遺障害診断書は、治療が終了して症状固定になった後に作成します。症状固定の時期は、事故の程度や怪我の程度によって異なりますが、事故から6ヶ月程度はしっかりと治療して症状固定しなければ、後遺障害に認定されることは難しくなります。

通院期間と治療終了後のケア

通院期間は事故の程度、怪我の程度など患者様によって異なります。自賠責保険での治療が終了し、何らかな後遺症や症状が残存した場合には健康保険に切り替えて引き続き治療を継続することもできます。

患者様が自身の状態を正確に把握し、適切なケアができるよう、医師や理学療法士とのコミュニケーションが重要になります。必要に応じて、適切な時期に受診しましょう。

また、交通事故の治療では精神的なケア(メンタルケア)も大切です。心のケアやストレス管理も、症状の回復や後遺症予防に役立ちます。サポートが必要な場合は専門機関に相談しましょう。

理学療法士にお任せください!

まとめ:交通事故のポイント

交通事故後の整形外科受診では、以下のポイントが重要です。

-適切な病院選び:交通事故の実績と経験が豊富な整形外科を受診する。

– 早期の受診: 事故直後に症状がなかったり、症状が軽くても早期に受診し検査と診断を受けることが大切です。

– 適切な治療: リハビリ専門家である理学療法士から専門性の高いリハビリを受けることが大切です。

– ケアの継続: 通院が終了した後も、症状が残存する場合には健康保険に切り替えてリハビリを行いましょう。

– 医師とのコミュニケーション: 症状や治療の効果を確認し、適切なケアができるよう、医師やリハビリスタッフと密にコミュニケーションを取りましょう。

– メンタルケア: 心のケアやストレス管理も、症状の回復や後遺症予防に役立ちます。

事故後のケアが適切に行われることで、早期の回復や後遺症の予防につながります。適切な受診を行い、次のケアにつなげるために、今すぐアクションを起こしましょう。

交通事故ホームページはこちらから

👉https://m-seikei-jiko.com/

👉https://m-seikei.net/examination/examination03/

初診のWEB予約はこちらから!!👇

ここをタップしていただくと交通事故:初診の予約画面に移行します✨

TEL予約はこちら(初診のみ対応しております)

  • 📞0942-27-0755
2024年07月26日
著者
執筆者 松本 淳志
まつもと整形外科 院長
<経歴>
福岡大学医学部卒
済生会福岡総合病院
九州大学病院
九州医療センター
福岡赤十字病院
<保有資格>
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本フットケア学会認定フットケア指導士
<所属学会>
日本整形外科学会
日本感染症学会
日本フットケア・足病学会
院長 松本 淳志