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猫背の姿勢 体への影響について

こんにちは。久留米市安武町にあるまつもと整形外科の理学療法士の渡邊です。

 

近年、ネットワークの普及や新型コロナウイルスの影響により、スマートフォンやパソコンを使用する機会が増えていますね。

長時間の使用により姿勢が悪くなっている方、腰痛や肩こりに悩まされている方も多い事と思います。

 

今回は姿勢についてお話しさせていただきます。

周囲の方から、「猫背になってるよ」と言われたことはありませんか?

猫背の姿勢になってしまうと首や肩に大きく負担をかけてしまいます。

人間の頭の重さは約5kgと言われていますが、徐々に前に傾いていくことで首や肩にかかる重さは増大してきます。

「ストレートネック」という言葉もよく耳にすると思います

頸椎の生理的な弯曲が失われ、負荷がかかりやすい状態になります。

   正常な頚椎      ストレートネック

 

また、猫背姿勢は首や肩だけでなく、背中から腰に掛けての負担もかかり、悪影響を及ぼす可能性もあります。

長い間肩こりなどに悩まされている方は不良姿勢の可能性が高いと思われます。

そこで、ご自宅や仕事中に簡単に出来るストレッチをご紹介します。

無理のない範囲で、痛みや疲れに合わせて行ってくださいね。

 

肩こり体操

①首のストレッチ

顎を少し引き、後頭部を押しながら頭を前に倒します

首の後ろが伸びている感覚があればその状態で10秒程静止します

そのあと後頭部の手を緩め、頭をゆっくりと戻してください

 

②肩、肩甲骨のストレッチ

手を組み、手の甲を自分側に向け肘を伸ばしたまま、背中を丸める様に行います

息を吐きながら丸めていき、吸いながら元に戻していきます

 

③肩のストレッチ

ストレッチする側の腕を前に出し、反対側の腕で胸の前に押し当てるようにします

肩に痛みが出ない範囲で行いましょう     

上腕部から肩甲骨にかけて伸びている感じがあればそこで静止します

呼吸をしながら10秒程度行いそのあとはゆっくり腕を下ろします

④肩甲骨の運動

腕を後ろで組み肘を伸ばしたまま、腕が上がるところまで上げていきます

この時に体が曲がったり、腰が反りすぎないように注意してください

肩甲骨を寄せる、胸を張るイメージで行います

後ろに腕が回せない方は、肩甲骨を寄せるだけでも構いません。

しっかり呼吸し、数回程度リラックスした状態で行ってください。

 

 

姿勢が悪くなることで、全身に悪影響を及ぼす可能性もあります。

日常的にご自身の姿勢を意識して、予防に努めましょう。

また、お体にお悩みがある方はお近くの整形外科に早めに相談するようにしましょう。

2022年06月27日