足の裏の痛み 足底腱膜炎のストレッチ方法

こんにちは。安武町にあるまつもと整形外科の理学療法士の和多です。

 

 

昨今、気温も涼しくなってきており、運動を再開された方もいらっしゃるかと思います。歩行時や朝起きた時立ち上がれない程、足の裏(特に土踏まずのあたり)の痛みにお悩みの方はいませんか?

 

 

 

今回は足の裏の痛み【足底腱膜炎】についてお話しさせていただきます。

 

 

 

足底腱膜炎とは

私たちの足部はアーチ状に形成されています。そのアーチが歩行時などの着地の衝撃を緩和し、吸収する働きをしています。

そのアーチを保持しているのが足底腱膜ですが、日常的に着地が繰り返されることで足底腱膜に僅かな断裂や炎症が起こってしまいます。

上記による痛みが生じると足底腱膜炎が疑われます。

 

 

 

痛みの原因として、

・土踏まずのアーチが高い(いわゆる甲高)や偏平足などで、柔軟性が乏しい

・膝が伸びきった状態で歩行やジョギングを繰り返している

・走行距離が多い、または急激に距離を伸ばした

・ふくらはぎの筋肉の柔軟性及び筋力低下がある

上記のことが挙げられます

 

足部のストレッチの例

ボールころがし

椅子に座った状態で、テニスボールほどの固さのボールを軽くみ、足裏全体で優しく転がす

立って行える方は立った状態でも可能ですが、痛みがある際は無理に行わないように注意してください

足の指伸ばし

椅子に座り、片方の足を後ろに引いて、踵を上げます

足の指を押し付けた状態で30秒程度保持してください

痛みが出ない範囲で行ってください

足の指の曲げ伸ばし

椅子に座り、片足を乗せます(画像の姿勢が難しい方は、踵を椅子に乗せ、膝を抱え込むような姿勢でも構いません)

片手で、足の指を曲げ伸ばしします

30秒程度、痛みのない範囲で行ってください

  

ストレッチを一部抜粋してご紹介させていただきました

当院では患者様に合わせたストレッチや筋力訓練等の指導も行っています

足底腱膜炎は日常的に運動を行っている方に多発する障害になりますが、主な原因は運動をし過ぎてしまうことにあります。準備運動やアフターケアをしっかり行い予防していきましょう。

また、長期間痛みにお悩みの方はお近くの整形外科にご相談ください。

2021年10月19日