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腰が痛い・・・「変形性腰椎症」

久留米市安武町にある「まつもと整形外科」、理学療法士の増谷です

 

腰の痛みでお悩みの方はいませんか?日本では、腰痛を自覚している方が1000万人を超えて、10人に1人が腰痛に悩まされています

 

今日は「変形性腰椎症」についてお話をしたいと思います。

 

 

◎病態

変形性腰椎症とは椎間板がつぶれてしまうことで腰の痛みが生じるものです。椎間板とは背骨の間にあるクッション状のもので、背骨全体の可動性を担ったり、衝撃を吸収したりする働きがありますが、加齢とともに徐々につぶれてしまうことがあります。この椎間板が狭くなってしまうことで、様々な症状を引き起こします。

 

 

 

◎症状

鈍い腰の痛み、腰のだるさ、腰の重さが多く聞かれます。特に、朝起きた時や、動作を始めるときなどによく痛みが起きます。また、胸を張る、背筋を伸ばす、後ろに腰を反らすといった動作の際にも起きます。

 

 

 

◎検査

・X線検査にて、骨が変形していないかを調べます。

・強いしびれや痛みが現れる場合は、神経障害が起きている恐れがあるため、神経が圧迫されていないかMRI検査で調べます。

 

 

◎治療

内服薬や、温熱療法などの理学療法などが中心です。また、痛みが強い部位への注射や神経ブロックなどを行う選択肢もあります。

 

 

◎リハビリテーション

腰痛が出現する原因として、普段の姿勢や長時間の一定の姿勢をとること、腰に負担の掛かるような動作を繰り返すこと、筋力の低下等があります。

そのため、腰痛を軽減させる為には、普段の姿勢の見直し負担の掛からない動作の練習筋力トレーニングストレッチなどが必要となります。

 

 

当院では、腰痛に対する物理療法(電気治療・牽引など)やリハビリに力を入れて取り組んでいます。気になる方は、お気軽にご相談下さい。

 

2021年03月05日